第482話 どんなコンテンツでも人生全てをベットしないとチャンピオンにはなれやしない
女子が集まると会話が弾み過ぎて入る隙がないとよく言うけど、マジでそう。
今何処かもまだハッキリ明言していないが会話を聞いたら分かるでしょう。回転寿司、回転寿司、回転寿司のガシャポンがある方の店。まさか中に併設されているとは思わなかったが。まぁ、それにしてもこの人らはコイツらはよく目立つ。無駄にスタイルと顔がいい女子学生7人とそれを引き連れる大人の女。うちの親も晃太は死ぬほど見てるからあんまり感じないが美人らしい。本人曰く美魔女らしい。に何故か晃太が1人。
美少女、美人の中に男子1人、という状況もよく分からないけど男子の目線がこっち向いてるのはよーく分かる。嫉妬なのか不思議なのか何なのか分からないが分かりたくもない。晃太もどう説明すればいいか分からないのだから。
「晃太くん!晃太くんの好きなエビアボカドだよ~」
「愛人様、醤油でございます!」
「あ、箸もね。」
「私も箸持ってます。」
「はい。あ~ん。」
「あ~ん。です。愛人様。」
「口を開けて?」
「口を開けてください?」
「真似すんなよ。」
「アンタこそ。」
「てか口は1つなんだから1貫しか入らないでしょ?置きなさいよ。箸を。」
「アンタこそ。箸を置いたらいいんじゃない?」
「アンタが!」
「アンタが!」
「自分で食うと言う選択肢は俺にはないのか!あるだろ!だから自分で食わせろ!」
そう言ってエビアボカドを両方の箸からパクっと食べた。
「自分で食わせろ!俺は子供か!」
「赤ちゃんプレイならいつでも」
「待ってますよ?」
「全部下に持っていくなよ!」
「まぁ、結果的にあ~ん。できたから」
「よしとしますか。」
「次から普通に食うからな?」
そんな晃太たち3人の様子をニヤニヤと見ているのは雫。
「センパイたち、マジで面白いっすね?いっそ漫才の大会とか出たらいいんじゃないっすか?トリオで」
「ボケ………ボケ………ツッコミ………配役は………バッチリ…………」
「アマチュアでも15年出れますからチャンスはたくさんありますよ?」
「15年………過ぎても………second………あるし………」
「長い歴史の中で決勝に行ったアマチュアは1組だし。」
「しかも………コンビ…………」
「さぁ!エントリーしましょ!エントリーしてみま」
「何でお前がそんな必死なんだよ。出るか、馬鹿。」
「え、出てもいいよ?晃太くん漫才好きじゃん?」
「愛人様がいくなら何処までも!」
「漫才が好きだからこそ出たくないんだよ。俺らがどんなに必死に頑張ったところでそうゆうところで優勝する人は死ぬ気でやってんだよ。人生全部ベットしないといけないんだよ。そんな簡単に言うなよ。」
「おー、流石。漫才オタク。」
「オタクじゃねーよ。リスペクトしてんの。」
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