第481話 全編会話でもよかやん。

「番号札277 278のお客様~」


「あ、アリス私達だよ。」

「あ、私達です!」

「言わなくてもいいんだよ?」

「あ、そうなの?」

「案内してくれる…………」

「あ、そうなんだ!」

「しかも2席!」

「どっち座る?」

「まず4対5にならないとね。」

「私は晃太くんと一緒ね?」

「あ、私も愛人様と一緒!」

「あ、私も乃蒼と食べたい。」

「乃蒼は………食べてほしい………」

「また後で食べるよ。一番美味しいデザートは。」

「きゃ…………」

「私はどちらでも」

「私も」

「けどね~」

「何?雫?」

「何かあの2人が良からぬことをしようとしてるよ?」

「3本勝負。最後は大食いってのはどうだ?」

「何でもいいよ。望むとこだよ?」

「ばちばち………」

「2人とも今は勝負は置いといて。食事休憩ですよ?力を蓄えてください!」

「う~ん。仕方ない。」

「大食いとか迷惑かかるからね………」

「じゃあ、私愛梨とアリス、お母さん、心音さんの4人、晃太くん、香織、彗、雫、乃蒼の5人でどう?」

「さんせー」

「異議なし!」

「オッケーです。」

「にゃあ…………」

「じゃあ座ろうか………」

「あ、ちょっと待って!」

「どうした?雫?」

「座る場所も考えなきゃじゃない?」

「場所?」

「端っこ、つまりはお寿司を取る係りになる人がでちゃうから、奥にアリスは可哀想だよ!」

「なるほどね。確かに。なら私が奥に行くわ。」

「じゃあ、その隣に私が。それなら水も用意出来るでしょ?」

「じゃあ私がアリスちゃんの分のお皿も取ろうかな。」

「ありがとうございます!では横に私が。」

「私が…………とる…………雫の………好きなモノ…………熟知してる…………」

「ありがと。任せる。」

「私が晃太くんにお寿司渡すね?」

「いや、私が愛人様に渡します?」

「私が渡します!」

「私が渡します!」

「私が渡します!」

「私が渡します!」

「私が!」

「私が!」

「私が!」

「私が!」

「私が!」

「私が!」

「口で無理ならじゃんけんしたら?」

「じゃんけんは………平等………」

「ならじゃんけんするか。」

「するか。」

「…………よし。」

「…………よし。」

「「最初はグー!じゃんけんポイ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこでしょ!」」

「「あいこで………しょ!!」」

「よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!よっしゃ!」

「クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!クソ!」

「よし。じゃあ私がとってあげるか」


「なげーーよ!!話がなげーーよ!」

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