第464話 ヒップホップとラップを聞くためにタトゥーをいれないといけないという踏み絵があってもそれでも私は聞き続けたい
「え~と何だったっけ~?黒井さんと結婚するとなったらアリスちゃん家に嫁がないといけないからそこのマナーの話だっけ?」
「違う!」
「あ、家に残って黒井さんと住むの?なら何かいい場所見つけないと………」
「違うって!」
「あ~、わかった!赤ちゃんは何人欲しいかの話ね?そうね~。多ければ多いほうがいいか」
「だから全然違うし!話飛びすぎだし無茶苦茶なこと言ってるし!」
流石に姉もキレ?たのかな?語気が荒い。
「あ、はいはい!私はサッカーチームが作れるくらい欲しいです!」
「あ、私は優くんとの子供なら何人でも、1人いれば構わないかな?」
「愛人様!サッカーチームなら私は野球が出来るくらいの数を要求します!」
「赤ちゃんかぁ………忍が子供好きって前言ってた気がするから2、3人かな?」
「先輩らの誰かの彼氏もしくは夫の精子借りて私たちも子供欲しいなー、とか思ってるんすけど大丈夫っすか?」
「イケメンがいい………だから………誰だ?………」
「お前ら一旦ストップ!母さんの子供の話の流れからお前ら暴走し過ぎなんだよ?」
「晃太くん!サッカーチームって何人だっけ?」
「愛人様!野球って最低何人いりますか?」
「そんなことも分からないまま軽々しく口に出すな!」
という晃太も正確な人数は分からない。
多分サッカーは8人くらい?
野球は10人くらい?かな?分かんない。
「まぁ、一応好きになった人でもありますから晃太さんの精子貰いましょうかね?」
「まぁ………イケメン………か………」
「ぶっ飛ばすぞ?クソ野郎。」
妥協案みたいな感じで俺を出すな。てか
「俺だけで何人産む計算だよ?最低でも20人はいるだろ?」
「うん。」
「ですね。」
「だね。」
「びっく………だでぃ………」
「ふざけんな!誰が大奥みたいなモンつくろうとしてんだよ!アホか!」
ちょっとツッコミに間違いがあるかもしれないけど。
「誰がそんなクズのチャラ男の権化みたいな者になるか!」
「チャラくなればいいじゃん?ラップ好きでしょ?」
「ラップ好きでもチャラくはなれないから。」
「ヒップホップも好きじゃん?ゴリゴリのタトゥー入れた人の曲聞いてたじゃん?」
「ヒップホップも好きだよ。だけどいくら歌ってる人がゴリゴリのタトゥー彫っててもリスナーはゴリゴリのタトゥー彫らないといけないなんてないから!そんな特殊なルールないから。」
ヒップホップはアンダーグラウンドとか言うけど、今少しずつ広まって世界的にも有名なヒップホッパーが生まれてるのにヒップホップ、ラップ聞くのにタトゥー彫ってください、みたいな厳しすぎる踏み絵みたいなモノいらないだろ。てか
「話脱線し過ぎだから!姉さんの結婚の話だろ!」
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