第457話 バナナを見て下ネタを連想する人は変態素人

「せ、セックス…………」


「そう!感想です!感想を!感想を言い合いましょう!さぁ!さぁ……」


「待て。変態モンスター」


「何?私のこと?」


「屋外での猥褻発言モンスター止まれ。」


「何さ。女子バナだよ?入ってこないでよ?あ、そうだ!お姉さまの飲んでるのバナナスムージーですよね!数虎のバナナはどんなバナナでした?特大でした?ミニでした?そういう話も聞きたかったんですよ!あ、ちなみに晃太くんはバナナで言えばまぁ普通より大きいくらい?特大とまではいかないけど平均は超えてて………ってあ、そうか!お姉さま、晃太くんのバナナ見てますもんね!姉弟だもん!バナナくらい見放題ですよね!アハハ!」


「長々と何を言ってるんだ、お前は?」


流石屋外猥褻発言モンスター。


「ホントにやめようや………人の多いところでの猥褻、セクハラ発言。」


「セクハラとみなさなければいい!」


「みなすんだよ。誰がどう見てもセクハラなんだよ?お前女子で良かったな?男だったら、オッサンだったら即逮捕だぞ?」


「あ、オッサン汚いって言いたいんだ!全国のオッサンに怒られるよ?」


「うんな話はしてないよな?お前がオッサンだったら、の仮定の話をしてるんだよ。誰もオッサン汚いなんて言ってねーよ。そしてオッサンはオッサンで頑張ってんだ。あんまり言うな。」


いずれ俺もなるんだから。


「あとお前バナナスムージーからスルッと何の話にもっていってるんだよ?」


「違う人間のバナナについて。」


「上手くねぇよ。繋ぐな。」


「何?晃太くんホントのこと言われてショックだった?でも大丈夫!平均以上あれば大丈夫だから!」


「何で平均を知ってるんだよ?」


「調べた。」


「調べるな!そして俺を比較材料にするな!」


何?検索エンジンで調べた訳?わざわざ?ケータイで?履歴残るタイプのケータイだろ。香織の。何を履歴に残してるんだよ………


「お前一回スマホの履歴見せろ。」


「え、猥褻。セクハラ。」


「セクハラを調べてるのはテメェだろうが。」


「え。じゃあ晃太くんも見せてくれたら」


「何で?」


「交換だよ。」


「………考えとくわ。」


「何か不都合なモノ、調べてるの?」


「うっせぇ。」


とりあえず履歴後で見とこ。


「え~と………」


「あ、お姉さま!ほっておいてすみません!女子バナの続きを!」


「女子バナじゃな」


「数虎のは………私こーちゃんのしか見たことないけど………めっちゃデカかった……」


溜めていうことじゃないし。俺をまた比較してるし。やめて。後、女子バナの初手が生々しいから。

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