第447話 母、父 想像の中の娘とのギャップにひく
「晃太の件は解決したところで。」
「解決してないしまだまだ話足りないけどもう意識あっち向いてるから無理だな。はいはい。続けてください。」
「うちの娘、社 心音についてだけど……ホントに聞くけどアンタ心音よね?」
「心音だよ………」
「あの弟を見ると獲物を見つけたオオカミみたいにその無駄にデカイ胸を押し付けて何回も何回もお風呂に連れ込んで胸を揉ませて更には一緒に布団に入ってセックスまでしようとした弟狂いでブラコンの心音よね?」
「お母さん………私のことそんな酷い見方してたの?」
「いや、当たってるでしょ?心音がコテージに無理矢理入ってきた時もそんな感じだったじゃん。」
「え、うちの娘無理矢理入ったんですか?」
「はい。置いてあったカギを使って入ってコテージに皆が着くときにはお風呂も勝手に使っていました。」
すかさず土下座の体勢。
「ホントに申し訳ないです………」
「頭をあげてください。」
「いや、大グループの百合愛様のコテージでそんなことをしたなんて…………」
「いやいや、お母様、コテージといってもうちの祖父のモノですので全然汚してもらって大丈夫ですよ!ビックリはしましたけど。」
アリス先輩満面の笑みで何てことを。
「それでうちの娘はそこからどうしたのですか?」
「まぁ、弟、晃太さんについてきたらしくいつセックス出来るか、女が寄り付かないように汚い言葉を言っていましたね。」
「一発娘を殴ってもいいですか?」
「いや、許してあげてください。私が全て止めましたので。」
「止めた?あの暴走モードに入った心音を?」
「はい。口で圧倒しまして。そこからお手伝いまでしてもらいました。」
「……………」
「……………」
親父も母親も唖然。いや、晃太もビックリしたんだからそりゃそうなるよね、って感じ。
「で、圧倒してから……………心音は黒井さんのことを好きになったんですか?」
「いや、逆です。逆に嫌われて嫌われて嫌われまくってましたよ。私もどちらかと言うとウザかったですね。」
「…………そこからどうなって結婚まで?」
「肝試しをしたんです。」
「はい?」
「アリス様の提案で肝試しをしたんです。」
「ちょっと………そこまで言う………」
「言わないと心音が惚れた理由分かんないだろ?」
「……………」
「それで私たち2人ペアになって肝試しをしたんです。そしたら行く道にデカイ蛇やら虫が現れまして。心音さんが泣き叫び」
「泣いてない!泣いてない!」
「ともかくビックリしたので腰を抜かしたんです。そこで私がお姫様抱っこを……」
「もうやめない?恥ずかしいんだけどぉ?」
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