第441話 アリよりのアリ、いやナシよりのナシ
「え、結婚するんですか?どっちから言ったんですか?どういう流れでそうなったんですか?」
「………とりあえずおめでとうございます………なのか?どうなんだ?晃太?」
「私たちがセックスしてる間にそんな面白いことになってたとは!ニャハハハ!けどおめでたーだね!私たちも負けてらんないね!」
「法律と………戦う準備は………出来てる……」
「黒井様。アリスの同行が必要と言っていましたが私忍もアリスの付き添いで同行させていただきますのでご了承下さい。」
「ということは社家に行くのは私香織と晃太くん、黒井に心音さん、アリスに忍の計6人でいいんだよね?」
「「「「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ。」」」」
うわ、いらない共鳴始まったよ。
「私たちも」
「その結婚報告」
「見に、てかついて!」
「行きたい……………」
「彗に愛梨に雫に乃愛…………お前ら関係ないじゃん?」
「関係なくないよ!」
「共にコテージで過ごした仲間じゃん!」
「で私は愛人ですし。」
「私は加害者…………?」
「牢にぶちこむぞ?」
加害者?じゃねーし!
「てかうちに1、2、3…………計10人も連れていくの意味分からん過ぎるだろ?」
「違うよ?11人だよ。ね?優くん?」
「え、俺も?」
「結婚報告の事前練習になるかもじゃん!行く価値はあるよ?」
「そんなつもりがあったんだ…………」
「ていうことは11人?」
「うちに11人も来るのおかしいだろ!しかもほとんど親知らない面子だし。バラバラだし。無茶苦茶になるから来んなよ………」
「いや、意外とアリかも。」
「アリス先輩?」
「たくさんで押しかければ熱意がより伝わるかも知れないし!」
「熱意じゃなくてギュウギュウで暑苦しいだけですから………」
「よしっ!じゃあコテージメンバー全員で社家に向かおう!」
「待て!決めんな!勝手に!」
「けど早く報告しないとじゃん?」
「その前にこの大量集団はいらないだろ!」
「圧をかけるという意味ではアリよりのアリだよ!」
「ナシよりのナシなんだよ!」
てか圧をかけるな。
「大事なお話なんだよ!だから絶対に失敗したらいけない!だから弾はたくさん持っておくにこしたことは無いんだよ!」
「その弾達がとても使えるとは思えないんだが?」
「多種多様だから使い道あるって!私を信じて!」
「信じても何も………」
「よしっ!じゃあ皆で社家に出発だ!」
イェーイ!!!!!
いや、イェーイじゃねーんだよ。
親友カップルに百合カップル自称愛人にアリス先輩カップル、そして黒井カップルに俺ら。まとまりも何もないし…………
まず数で攻めても何にもならないって………
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