第432話 童貞がリアル女子に夢を見るな。
「何処に行くの?晃太くんakaキス魔」
「やめろ。末代の恥みたいなMCネームみたいなヤツ。」
「階段使って何処に行くのですか?私の卑猥な愛人様」
「卑猥ってつけるな。」
「だって男の人は全員エロいんだって。」
「晃太くん堂々と宣言してたよ?」
「酔った俺は俺であって俺じゃないから。」
ソイツやアイツは俺じゃないから。
「つまり晃太くんの中に眠る本性」
「つまり愛人様のオオカミという訳ですね!」
「知らない。知らない。耳貸さないから。」
「それよりもホントに何処に行くの?晃太くん?」
「お前らさ………引っ付くなよ!」
「ん?」
「はい?」
「いや………ん?はい?じゃなくて何でこんなまとまりつくの?お前らは埃か?」
「埃とは失礼な!せめてウイルスにしてよ。」
「ウイルスにしてください。」
「埃よりランク下がってるけどいいのか?それで………」
ウイルス………まぁウイルスみたいなモンだけど。
「てか今晃太くん重いとか思った?」
「は?」
「え、愛人様思ったんですか?」
「そりゃあ2人合わせて引っ張られたら重いだろ?」
何故かその言葉を聞き一旦離れる2人。
この瞬間ダッシュで登れば良かったんだけど。
「じゃあ私1人ならどう?」
そういって引っ張る。
「重い?」
「重いてか服ちぎれ………」
「質問に答えて。」
「あ、重くないっす。」
有無を言わせないじゃん。
「じゃあ次は私。愛人様、重いですか?」
「だからこれは何の調査………」
「重いですか?」
「あ、重くないっす。」
別の意味合いで2人とも重いけどな?
精神的な意味で重いだろ。
「はぁ、大体さ。」
「男の人はそうなんです。」
何か語りだしたぞ。何?何?仲良いなコイツら。
「女子は体重50キロないんでしょって言う決めつけ。」
「女子はクビレがあるんでしょ?って言う決めつけ。」
「「それ全部間違いだから。」」
「ハモったな。」
「女子が40キロが普通とか普通の女子は40キロとかキープ出来ないから。アレはテレビの中のモデルや芸能人を基準にしてるからそう見えるだけだから。40キロとか普通に生きてて無理不可能だから。超えるから。オーバーするから。夢みるなよ。」
「クビレがあるとか女子に言うものではないですよ。クビレがあるのはほんの一握り、本当に鍛えている人か食べない人、食べても太らない人なんですから。全員が全員クビレのあるプロポーションだと思わないでいただきたい。」
「つまり何なんだよ?」
「「童貞どもが女子を語るな。女子にリアルの女子に完璧を求めんな。って事。」」
「お前らは誰にむかって宣言と異論を唱えてんの?」
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