第431話 男子は隠しても隠さなくてもエロいんだから全員。
「晃太くん!」
「愛人様!」
ウイスキーボンボンを大量に口に入れられた晃太は…………
「あ、目がとろんとろんだ。」
「寝ちゃいますか?」
何とか口の中を整理しフラフラだった体を持ち直しピタッと動かないでいる。
「吐く?」
「大丈夫ですか?」
自分らでやっといてこの言い様。流石の2人である。
ピタッと止まった晃太。もちろんこの晃太は晃太であって晃太でない。つまり晃太の記憶の範囲外にいる晃太。酒の力で生まれた香織、彗が言う本性の晃太、である。つまり記憶はもうない。そんな晃太(酒)の第一声は。
「お前らさぁ、俺の彼女なんだろ?俺の愛人なんだろ?」
「うん!」
「はい。」
「だったら何でもっと キス とか ハグ とかしてこないんだよ?」
「え?」
「へ?」
「恋人=イチャイチャするものと決まってるだろ?だから、キスでも何でもしてこいや。」
「え、良いの?」
「何でアカンの?」
「いや、だって……愛人様そうゆうのは私たちから積極的にしたら困るって………」
「わかってないな。今から見本を見せる。」
「見本?何そ………」
疑問に思う香織の口に舌を入れ激しくなぶる。
ペタンと座る香織。顔はトロトロだ。
そして、彗にも
「愛人さ………」
舌を入れ激しくなぶる。
2人の女にキスをした晃太。
「これくらいしないと。満足しないよ?」
「で、でも晃太くんはそうゆうのは嫌だって」
「卑猥だって……」
「あんなぁ、男子が、高校生の男子が、思春期の男子が卑猥なモノに興味ない訳ないだろ?ウェルカムだよ。逆に。キスにハグにおっぱいに、ウェルカムウェルカム。ウェルカムよ!」
「そうなの?」
「そうなんですか?」
「当たり前だろ?だって男子は皆エロいんだからな!アハハアハハアハハ!」
そこで晃太はビデオを見るのを止めた。
あー、これはすぐさま消去しないと。末代までの恥となる。
「あ、ダメだよ?消しちゃ。」
「記録は残すんですよ?」
「香織、彗………お前ら何処に………」
「トイレだよ?晃太くんこそ目が覚めたの?」
「おはようございます。愛人様。」
「…………このビデオに映ってるのは全部確か?」
「もちろん。」
「もちろんです。」
「俺………ヤバいじゃん。」
「ヤバくないよ?ヤバくないよ?ヤバくないけどまた1つ新しい晃太くんが見れたね!」
「お酒を入れるとキス魔になるんですね!」
「お前らうっとりすんな!」
「何か今はもう自分からキスしなくてもいいかな?って」
「それくらいキスをいただきましたからね。」
「聞きたくない。聞きたくない。聞きたくない。てかここにいない他のヤツは?」
「乃愛と雫はまたセックスしてるでしょ。でお姉さまと黒井は黒井が今ならいけるって4階に………」
「ちょっと待て!それヤバくない?」
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