第429話 堕落、墜落、貶める。全部が全部悪い意味じゃね?

「あとお前俺を貶めるって、なんちゅう言い方してんだよ。」


「貶めるは貶めるだもん。」


「お前俺のこと嫌いな訳?」


「嫌いな訳ないじゃん!嫌いだったら命懸けで守ったりゴムなしで中だしセックスなんてしないじゃん!」


「あー、そんなデカイ声で言うことではないな………」


響く、響く。いらない情報が響く。


「なら、尚更何で貶める訳?」


「正直に言うよ?」


「どうぞ。」


「酒にベロンベロンになった晃太くんが見たいから!」


「うわぁ、正直者……」


「許してくれる?」


「許すも何も。もう何回酒で壊れたよ?俺。」


「何回かな?でも何回でもいいからね。なんぼあってもいいですからね~。」


「コーンフレークで大爆笑とった芸人はいいから。何回も壊れたくないのよ。分かる…」


「はい!」


また口にチョコが。次は………


「彗………」


「私も見たいです。ベロンベロンの赤ちゃん愛人様。」


「赤ちゃんになるかは知らないしたぶんならねーし。あとなりたくねーし。」


「まぁ実験にお付き合いください。」


「貶めるって言ってるヤツがいるのにお付き合い出来ない。」


「私は貶めるとは思ってません。いわば堕落、堕落させて頂きたいと思っています。」


「何が貶めると違うのかな?」


「堕落のほうが言葉柔らかくないですか?」


「より漢字がガツガツしてゴツイ印象なんだよ。」


堕落、貶める。そのためのウービーチョコ。何じゃそれ。

てか。


「何か2個でもう頭痛いんだけど。もう良くない?」


「良くない!」

「良くないです!」


「ってももう食べたくな………ちょ、お前」


いきなり彗がおぶさる。


「いきなり何だよ?」


「愛人様。やはり1個1個では意味がないです。」


「はぁ?」


「一気に全部。これが一番です。」


「ちょっと待て!お前ら調査するとか言ってたじゃねーか!」


「もういいです。」

「私もいい。」


「香織も………」


「今すぐ会いたくなっちゃった。」


「誰に?」


「オラオラ晃太くんに。」


「待てよ!離せ!離せ!てか話せ!2つの意味ではなそう。」


「やっぱり我慢は良くない。」

「我慢すると人間に悪いですから。」


「お前らは欲望に忠実過ぎるから我慢少しはしろや!」


「充分した。」

「しました。」


「何でこうゆう時だけ相性いいんだよ!お前らは!」


「はい。口開けて。」


「開けてたまるか………ちょ、彗………」


「無理矢理でも開ければ私たちの勝ち。」


「そのままね。彗。」


「ちょ、ちょっと待て!一旦話そう!話せば分かる!」


「晃太くん。いや、正常な晃太くん。ちょっと眠っておいてね。」


「待て!マジで!」


「でておいでー。もう1人の晃太く~ん。」


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