第422話 自由な空間だからって何してもいい訳じゃないけどまぁ自由な空間は多少いるよね。

「よっし!料理つくるのも邪魔くさいからウーベーしちゃおう!生徒会長特権で!」


「いえ~い!」

「生徒会長……サマサマ………」


そんなところに特権使っていいのか?とは思うが………


「晃太。」


「忍先輩。」


「難しく考えんな。適当に生きるのも必要だぞ?」


「そうっすかね………俺頭使い過ぎなのかな………」


じゃあちょっと場に流されてみようか。



「ウーベー大量に頼んだから皆で食べよう!」


「誰?このタイ料理頼んだの?」


「タイの料理食べたくて!まいねーむしずく」


「寿司は優くんだよね?一緒に食べよ?」

「え、愛梨はこれだろ?パンケーキ……」

「え!知っててくれたの!?」

「知ってたというか聞いたというか………」

「寿司とパンケーキ食べよう!」

「組み合わせが……」

「マグロに生クリームとかかな!」

「…………台無しでは?」



「タイ料理食べるけどパクチーって臭いんでしょ?」

「臭いよ………?」

「食べれるかな?」

「大丈夫………食べれなくても私が……食べる………雫のモノなら例え嘔吐物でも……ご馳走………」

「乃蒼!」


「アリスは何を頼んだんだ?」

「はじめまして!」

「あーバーガーか。」

「これがいわゆるバーガーというヤツなんだね!意外と厚みがあるね。」

「重いっしょ?」

「重いね?」

「そりゃ一番デカイヤツ頼んだからだよ。アリスが。」

「あ、これが一番デカイの?」

「それにサイドにポテト大。ジュースも大。」

「やっぱり大きな女になりたいじゃん。」

「流石の考え方だよ。おれも見習って大でしたよ。」

「よし!じゃあ食べよう!」



「心音?」

「……………」

「心音?」

「何?」

「何で一回無視るん?」

「何かどうしようもないことだろうな、と思って。」

「なんやそれ。心音はなんや?ドーナツ?腹減ってないんか?」

「ドーナツ食べたい気分なだけ」

「123………あ~大丈夫そうやな。」

「食べ過ぎって言いたい訳?」

「ぽちゃっとしてても可愛いで。てかまた胸でかなるんちゃうか?」

「デリカシー………」

「恋人やからデリカシーとか関係ないやろ?」

「だからこそよりデリカシー関係あるんじゃない?」

「てかしたいことあんねん。」

「何?」

「酒………強い?」



「愛人様~!ケーキ食べましょう!ホールで買いましたから!」

「晃太くん。これは勉強だよ?ほら見て。これはハンバーグ。肉汁が出るハンバーグ。美味しそうだよね?切るよ?ほら、見て難にもない。あるのは肉の壁だけ。コーンフレークなんてないでしょ?コーンフレークは朝食べるモノでM1に優勝するためのもので生産者さんが頭に浮かばないモノなんだよ?分かる?お分かり?」


「うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!全員一気に喋りすぎだろ!カオスだわ!後香織、俺の黒歴史を掘り出すな!」

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