「皆さん！聞いてください！聞いてください！」

荒れる場の中、１人声高らかに喋る人物が。

「皆さん！見えます？私が見える位置に来てください！」

そうアリス先輩。アリス先輩が声高らかに喋っている。

「皆さん！今日で林間学校もおしまいです！もう半日を過ぎました！どうでしたか？楽しかったですか？」

「はい！優くんと前に進めましたし！」

「まぁ、殻は破れたかな？とは思います。」

「私も色々あったけど何かすぐ過ぎた感じ！後私は大事にしないといけない人が出来たし。」

「晃太………悪い………けど、私……今…幸せ………」

「アリスが幸せならそれで私は満足ですから。」

「まぁ、色々ありすぎたちゅーのが感想ですわな。でも女も久々に出来たし。この後どうするか、ちゃんと決めよな？看護師辞めんのかどうかとかも。」

「…………未だ正解か不正解かわかってない感じするな…………けど突っ走りすぎたな……とは思う。」

「愛人様との関係に少しリードされましたが楽しかったのは確かです。愛人様と今度は2人で山奥に行きたいですね！」

「リードというかようやく赤ちゃんルーレットが出来るようになって幸せ！幸せ！今度は山の上に2人で行こうね？」

「何でお前らは山の何処かに2人きりで連れていこうとすんの？コエーよ。………まぁ、でも楽しかったのは楽しかったですよ。さっき雫が言ったあっという間ではなくてもう何か半年くらい経ったイメージですけど。」

「そうだね！皆色んなことがあって色んな変化があったよね！私はそれも嬉しいんだ！変化していってこその人生だからね！だから変化した皆で最後に、いや今写真撮影しよ！」

「いいね！」

「カメラは用意してるし。ボタンを押せば321で撮れるよ！皆準備はいい？じゃあ忍、お願い！」

忍先輩はボタンをおしサッサッとアリス先輩の側に戻る。

「いくよ～！1+1は～！

２～！！

パシャっ。

2泊3日の林間学校。最初は乃蒼も不気味で女子もほぼ晃太を狙っていたが日が進むに連れて色んな真実を知って色んな人物の色んな部分を見れた。今となればそれすら懐かしい。死にかけたこともあった。酔って記憶失くしたこともあった。ヤラカシタことも多々ある。だが今思えば楽しさが勝つ。悔しいけども。

「よし！名残惜しいからちょっと帰るの遅くしちゃおう！生徒会長特権だよ！皆最後にパー！っとパーティーしようよ！」

生徒会長特権ってそれ使えるのか？

「あ、あとこれからこのカメラで録画するから皆いい笑顔残してね！」

ホームビデオかな？

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