第411話 最終種目一番を見つけまSHOW
「一番を見つけまSHOW?それが最終種目?」
「そうだな。最終やね。まぁ、ルールを言うわ。制限時間は2時間。その間にこのコテージの中で一番高いモノを持ってきた人の勝ち。シンプルなゲームやろ?」
「高いとか安いとかは誰が分かるの?」
「あ、私なら大体価値なら分かるから大丈夫だよ。」
「アリスが判断する訳ね。つまりアリスはプレイヤーであり判別者でもあると。」
「香織はカッコいい言い方をしてくれるよね!テンションあがるよ!」
そんなカッコいい言い方してますかね?
満面の笑みだからまぁ言いませんけども。
「あ、ちなみにこのコテージは宝石が大量にあるから。」
「アリス先輩………あまりに無用心過ぎませんか?」
「大丈夫。盗られても私のモノじゃないしまずこのコテージにしかないから。」
ホントにアリス先輩は校長に対してはゾンザイな扱いだな。もう数年は冬眠しないとダメですね。校長は。
「で、1つ伝説があるんだけど。」
「伝説?」
「このコテージの何処かに紫に輝く宝石が隠されているんだって。それさ値段とかつけるとかつけないとかそんなレベルじゃないんだって。」
「何です?億以上とか?」
「京とか」
「京?」
兆超えて億超えて、京?聞いたことないけど。
「それは今までうちのおじぃが隠してボケちゃったから何処にいったか分からなくなってもうかれこれ60年は行方不明らしいよ。」
「つまりそれを見つければ完全に優勝」
「願いを1つ確実に叶えてもらえるって訳か」
「面白い~!」
「ロマン………」
「見つけますか。」
「願いのためにも。」
「………あ、私も参加するんだ………」
「あ、ちなみに俺も参加しますんで。願いは俺も叶えたいモノありますから。」
「何なの………?」
「そんな怪訝な目しないでな。大丈夫やて。願いはお嬢さん。アンタについてやから。」
「大丈夫違うし!」
「じゃあ、行きますよ!ゲームスタート!」
ゲームスタートとともに皆バラバラに散って行く。
残されたのは。
「お前は急がないのか?」
香織と晃太のみ。
「う~ん。願いね~。シンプルに今いらないからね。」
「いらない?」
「願わなくても自分で叶えたから。中だしセックス。」
「あっそ。」
「だから私たちはゆっくり散策といきましょうよ?」
「知らね。なら寝る。」
「え~、皆の様子は見たいじゃん?だから見ながら観察といきましょうよ。誰が勝つか。予想もしながら。」
「予想な………地理的にアリス先輩じゃね?」
「アリスだと願いが弱そうじゃん?」
「なんなん?願いが弱そうって。」
「願いが強そうな人に勝って欲しいな。例えば、愛梨とか和虎とか。」
「勝ったら一嵐起こしそうな人のことを願いが強そうな人っていうなよ。」
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