第400話 アホなこと書いて400話。3日坊主じゃ終わらなかった

「こんなこと言ったら悪いけどさ」


「何?」


「やりたいことリスト?どうせ色欲まみれなんでしょ?」


「酷い!まるで私が色欲しかないみたいに!」


「その通りだろ?」


「うん!その通り!」


「開き直るとこじゃないんだよな………」


「けどこのノートにはそんな色欲まみれじゃないモノもたくさんあるよ?例えばコレ。恋人繋ぎをしたい。ね?ソフトでしょ?」


「ソフトかソフトじゃないかで言えばソフトだけど恋人繋ぎは死ぬほどしてるじゃん。」


「死ぬくらいするなら後5000年は必要だよ?」


「新たな生命体が出来るわ。人間ではない。」


「ということでまずは恋人繋ぎ!しよ?」


「あ~………まぁそれくらいなら………」


手を繋ぐ、くらい馴れたモノである。


「えへへ!」


嬉しそうに手をニギニギしてくる香織。

こんなんなら可愛いだけなんだけどなぁ。


「あ、後!ツーショット写真撮ろ!」


「ツーショット?」


「今までプリクラとかの写真しかなかったじゃん?しかも今の私の待ち受け晃太くんの偶然見かけた着替えのシーンの写真だから…」


「ちょっと待て。ちょっと待て。ちょっと待て。」


「待ってる!私偉い!」


偉くねーよ。


「何?待ち受けがオレの着替えのところ?」


「え?知らなかったの?」


「逆に何で知ってると思ったの?」


「いや。私晃太くんに何回もライムとかでケータイ見せた記憶があるんだけどぉ?」


「待ち受けは見ないだろ?その場合?」


「え?晃太くんもいる?私の着替えシーン?あ、どうせなら着エロ風にする?」


「やめて。嘘でも言わないで。絶対に嫌だから。誰がそんな待ち受けにするんだよ。この世の終わりだろ。見られたら。」


「見られたら これ彼女なんです!えへへ!って言えばいいじゃん?」


「そんな待ち受け見られたらその時点で場が凍るんだよ。何しても無駄だよ。」


「そうなのか~。」


「そうなのか~。じゃなくて早くツーショット写真撮るぞ。」


「お、前のめり!」


「変な写真にされるくらいならツーショット写真しっかりしたヤツ撮って安全を保証しときたいからな。」


危険物は早めに処理、が鉄則。


「どういう風に撮る?あ、ベッドに寝転んで撮る?」


「いかがわしくない?それ。」


「考えすぎだよ~。いかがわしくないよ~。普通だよ~。他は殺風景だし布団の白がいいアクセントになるよ!」


「……………周りに見せても大丈夫なら。」


「なら撮ろ!撮ろ!はい!チーズフォンデュ!」


パシャ、っと撮ったこの写真がまた余計なことを引き起こすとは今はまだ誰も知らないしどうやっても避けられない運命だったと感じる。






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