第342話 サイコパストロッコ問題と恥ずかしさしかない解答へ
「続いて雫様と乃蒼様カップルです!」
「いぇ~い!」
「ぶい………」
「では、問題。おっとこれは特殊な問題です!」
「出す前から特殊な問題とか言わないべきでは?」
晃太の言葉ガン無視で話す黒井。
「貴女方2人は船の沈没で海に投げ出されています。そこに偶然現れた一艘の船。そこには男がいて 1人だけなら助けてやる と言ってきました。さて2人ならどうする!」
心理テスト?急に心理テスト始まったけど?そして問題の男屑いな………結構な屑よ?
「さぁ~、これは合わせるのが難しいですね!ね?心音?」
「いちいち振らないで………」
「いやいや、振らないと貴女もアシスタントなんだから。」
「認めなさい。俺を好きだと認めたように。」
「にゃあ~!もうあんま!言うにゃ!」
「お、書けたようですね?ではでは両者解答をドン!」
イチャイチャする司会を他所に解答を出した2人。2人の解答は………
「その男を水に沈める」
「その男を殺して船を奪う」
丸みを帯びた可愛い字で水に沈める
小さな小さな字で殺す
「どっちも物騒過ぎるだろ!サイコパステストか?これ?」
「お~!2人ともほぼ同じ解答!船を奪うということでぴったり!つまりクリア!」
「よ~しゃ~!」
「ぶい………ぶい………」
「ちょっと。何?今の問題?」
「え、普通に問題だけど?」
「いや、サイコパス診断してた?で、サイコパス2人出たよ?絶対に。」
「いやいや、トロッコ問題って分かるかい?晃太?」
「トロッコ問題とは意味合いが違うから!ただの人殺しだから?」
「愛に暴力は付き物………」
「ホント、お前が言うと説得力が違うな?マジで。」
とりあえず今の問題は2人の解答はピッタリだったのでクリア………納得しにくいが……
そして最後………
「え~司会変わりまして!沢 香織と!」
「百合愛 アリスでお送りします!」
司会チェンジで解答者は
「よっしゃ!一発でクリアするぞ!」
「無理でしょ?………日が浅いって………」
黒井と心音。この中で一番の出来立てカップル。
「お2人はまだ日が浅い、いや出来立てホヤホヤ過ぎるのでピッタリクイズは難しいかもですね?」
「そうだね!じゃあちょっと変えてみる?」
変える?
ゴニョゴニョと話す香織とアリス。
嫌な予感しかしないのは何故か………
アリス先輩はまだ賢いのだが恋愛、恋となると香織に振り回されて馬鹿になるからな……
「ピッタリクイズは少し難しいので問題いや、少しすることを変えてみせます!」
「変える?」
「お2人は恋愛関係になったということはヤりたいことがあるということですよね!ではでは!そのヤりたいことを宣言しここでヤッてもらいましょう!」
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