第326話 人間観察が趣味です、って言われると変な人みたいに見られるけど人間も動物園で動物観察してるんだからそれと同じ。
予想したくないが予想していた展開…………
「姉さ……うぷ………」
声をかけようとした瞬間晃太は背後にいる人に気づかなかった!その女に毒薬を飲ませれ気がついた時には………
「子供の姿に」
「なって………」
「いねーよ。お前ら何してんの?」
何探偵もどきしてるわけ?
毒薬ないしただ単に首元思いっきり引っ張られただけだから。
「てか何で引っ張られた?何で引っ張った?」
「何故晃太くんはそのまま突き進もうとするの?」
「理解不能…………」
「乃蒼にだけは言われたくない!」
「あんま大きい声出すとバレるよ?」
「バレてよくない?人手、いるだろ?」
「いやいや…………この人………分かってない………」
「お前に言われると何か10倍増しでムカつくんだが?」
「まぁまぁ。分かってない晃太くんに教えてあげよう!何故私たちが出たらいけないか!」
「おう。」
「1!まず人が多いほど圧迫感を感じてお姉さまは飛び降りてしまうかもしれないから!」
「殺害未遂に………なる………」
「お前は前科1犯だからな?」
「その2!今黒井さんが説得中!それをおるのは流石に良くない!」
「人の話を………しっかり………聞きましょう………」
「どの口が言ってるんだ?テメェ?」
「そして3!これが重要!」
「重要………」
「このまま見て観察するほうが……」
「ほうが………」
「面白いから!」
「………面白いから?」
「だから観察イッツタイム!」
「お前………人の命がかかってるんだが?」
「大丈夫………命は尊い………知ってる」
「知ってるヤツは斧を振り回さないんだよ!」
「とりあえず面白いから見てよ?」
「いや、うちの姉の命がかかってるんだが?」
「ライフイズゲームだね!」
「あの、ランフォアマニーみたいに言わないで。あとその造語最低だから。」
「韓国で………ちょっと………前に流行った………確か………タコゲーム………」
「タコ違うわ。足の数と色が違うわ。」
てかそれになるとライフフォアマニーでは?
「てか余計なこと多すぎ!やめろ!」
「じゃあ大人しく見る気になった?」
「お前らそのためにボケて………」
「いや、普段通り。」
「普段のまま………気楽に………」
「あっそ………」
なんか馬鹿みたいじゃん。晃太が。
ガヤガヤ言うの。
「とりあえず気をそらそうと話しただけ。」
「あのままじゃ………殺害未遂………」
「お前が言うな、って。檻に入れるぞ?」
「少年法………」
「改定しろよ!」
凶悪犯罪者がいますよ!ここに!
「とりあえず。ちょっと会話見てよ?危なくなったら助ける感じで?OK?」
「OK………」
「もう………いいわ。めんどくさい………」
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