第263話 次の問題は運に任せて決めよ。
「え~。何で帰ってきたの?まだヌチャヌチャ作戦もあったのにぃ。」
「香織。頼む。今は黙っててくれ。頭を整理するのに時間がかかるから。」
処理が追い付かない。アレ?晃太の頭の機能そんなに回線悪かったっけ?それくらい遅い。それと突っ込まないけどヌチャヌチャじゃなかっただろ。擬音。もうそんなのどうでもいいけど。
親友が裸で親友の彼女のおっぱいを吸わされ揉まされそれに加えてま、咥えてもいたけど。あ、いらんこと考えないでいよ。
幼児プレイまでしてた。
何だろう。悲しいとかじゃないな。悲しいとかじゃない。ただただ虚しい。虚しいな……
親友の酷い姿を見た。もう一種のホラー映像だよ。一種のグロ映像だよ。トラウマになるよ。早く忘れたい。
「あ、そうだ!晃太くん!ちょっと怒りぷんぷんポイントがあるんだけど?」
「何すか?」
「進藤の裸を見たということは自ずと愛梨の姿、愛梨の裸も見たんだよね?」
「え?わかんな」
「ギルティ!」
「俺まだ何も言ってないけど?」
「ギルティ!ギルティ!けど許す。まぁ愛梨だからってこともあるけどね?一番は今日の夜にセックス、しかも激しめなヤツを出来るからいいよ!愛梨より私のおっぱいを嫌と言うほど見るからね!嬉しい?嬉しいよね!」
「……………悔しいけどまだあのトラウマ映像を書き消せるならいいかな、と思う自分がいるわ。」
ある種毒には毒で対抗。
薬には薬で対抗。
おっぱいにはおっぱいで対抗。
ということである。何ともアホな方程式が出来上がったな………
「よしっ!私の今日の楽しみも見つけたし。進藤、愛梨の進展も大成功したし!」
「大成功でいいのか?あれ。」
「大成功でしょ!前進したよ!」
「恋人としては前進しても人として後退してる気がするんだが。」
特に進藤の人権がもう無茶苦茶になってる気がする。アイツフリー素材じゃねーよ?
「さて、次はどうするか………」
「次?」
「次だよ!綾崎の愛人 雫の嘘彼女 お姉さんへの暴露」
「あ~、胃が痛いな………」
今も胃が痛いけどより痛い。どの問題解決しようとしても頭使うしエネルギーがいるし…
「まぁ、お姉さんはまだ黒井さんのお叱り?うけてるみたいだから無理だけど………」
「何で分か」
「GPS!」
「…………あ~、そうか………」
この犯罪者………
「よし!決めた!あの前の廊下あるでしょ?あの廊下を始めに歩いて出会った人との問題を解決しよ!」
「そんな上手いことくるわけないだろ?大体他の違う人来たら……」
「あら。そこにいるのは………
愛人様~!愛人様ではないですか!」
ブンブン手をふるのはやっぱり馬鹿。
あ~皆馬鹿ばっかだな全く。
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