誕生日プレゼントは俺って言ったら幼馴染みに襲われた件

第261話 話を日にちずらして先延ばしにしていくといずれ大きな衝撃と化す。

「え、ど、何処か……不具合あった？」

「あったよ。あったよ。ありまくりだよ。」

メンチ切る香織は近づいて怒りを表現する。

「私と晃太くんが付き合ったことが

事故？事故って…………言った？」

「い、言いましたね……………」

「え？何？私たちは愛なくただ成り行きで事故、玉突き事故みたいな感じで付き合ったって言いたい訳？」

「玉突きとは言ってないけ………」

「最初に。」

「聞いてない………」

ダメだ。エンジンかかった。

「最初に誕生日プレゼントは俺って言ったのは晃太くん。だよね？」

「そうだよ。そこから考え違いが始まってるんだよ。」

よし。言い替えた。事故を考え違いに。スルッと。

「俺が冗談で言った言葉が回り回ってここまで来た訳だよね？」

「冗談で言った？言葉が？愛もあるでしょ？愛の言葉もあったよね？ラブホテルの件の。」

「あ～………俺の降参宣言は確かにあったよ。だから一概に考え違いとは言えないけど………」

「だから……事故って何？」

「あ…………事故は無し。事故はミスった。考え違いに変える。変えるから。フォークを下ろせ。」

「降り？」

「降り下ろせ、じゃねーよ！」

日本語って難しい。

「フォークを持つ手をゆっくり下ろせってこと」

「……………」

無言で下ろす香織。晃太はエビフライじゃないんだから。サクっと突き刺さないで欲しい。

「とりあえず事故は謝る。俺らの出会い、始まりは事故からスタートじゃないよな。けど言いたいのはそこじゃないんだよ。雫、姉さんの胸の件が事故だって話をしてるんだよ。だから理解を示していただいて……」

「分かった。」

「へ？」

「分かった。」

「へ？」

今香織から分かったって聞こえたぞ？あの香織から！

「分かった。今おっぱいの件は無しにするよ。」

「マジか！お前話せば分かるんだな！やっぱり学年上位の成績は伊達じゃ………」

「その代わりと言っちゃなんだけど。1つお願いするね？お願いするから。お願いじゃない。確定事実ね？確定事実ね。」

「あ、は、は、はい………」

はい、って言わなきゃ良かったと、この後すぐに分かるのだった。

「今日の夜セックスして。」

「え？」

「ゴム無しで。」

「は？」

「とりあえず５試合は確定で。」

「ちょ………」

「で、そのゼンギに、おっぱいを吸うことおっぱいを揉むこと、それをしっかり私が満足するまですること。雫、お姉さんは晃太くん主体じゃなかったから全然気持ちこもってなかったの。でも私の場合は気持ち込めた晃太くんのおっぱい吸いおっぱい揉みを味わえる。あ、これ。確定事項だから。逃げるとか無しだから。愛梨が進藤追いかけたみたいに私も追いかけるから。あーゆーおーけー？」

「……………」

話を逃がしていくと取り返しのつかないことになるって気がついた。今更遅いが。