第256話 イチャイチャグチュグチュネチョネチョ

「手を繋ぐ?」


「「恋人繋ぎ~~」」


2人してネコ型ロボットが腹のポケットから道具出すみたいなトーンで言うなよ………


「恋人………つな………ぎ………」


「そう恋人と言えば何?はい!晃太くん!」


「え?なんすか?百舌鳥先輩。いきなり…」


「シンキングタイム1秒!はい!終了!」


「短。考えさせる気ないですよね?」


「人間は1させ覚えてたら生きていけるんだよ?」


「そんなことないですしまずさっき10からのカウントダウンしてましたけど?さっそく1以外使ってましたから。」


「アレ?私の愛読書にはそう書いてたのに。渋い声で言ってたのに?」


「愛読書?」


「銀色のたま……」


「あ~、わかりました。わかりました。」


大体わかりました。あの何度でも甦る不死身の漫画ね?で、その言葉言ってたのかなり渋いおじさんだったし。てか男はどうこう言ってなかったか?

てか、百舌鳥先輩も意外と下ネタアリ漫画読んでたんだ………意外………今となれば意外ではないが最初のイメージからだと少年漫画のもっと汗臭い漫画読んでそうなイメージだったのに。アレ?これ。偏見?もしかしてダメな感じ?


「で、答えはなんなんすか?」


「へ?」


「へ?じゃないっすよ?自分で問いかけたんじゃないっか?恋人とはなんでしょか?クイズ。答えはなんすか?」


「え~分かんないの?香織とこんだけ長く付き合ってて?」


「こんだけとか言ってますけどまだ1ヶ月程度ですけど?」


濃い濃い濃い…………めっちゃ濃いラーメンより濃い1ヶ月だったと思う。毎日毎日日々新しいことに挑戦してたな………

いや、全然いい意味じゃないんだけどな。


「1ヶ月でも半年でも一緒だよ?ね?香織?」


「いや、半年は長いよ。やっぱり半年ならもうペアリングとか一緒のモノつけたり一緒にデートを毎日したりするのが普通だからね。ね?進藤?」


「……………」


進藤。の部分だけめちゃくちゃ張り上げて喋ったのでビビる進藤。心なしか何か小さい。小さくなってないか?小さくなってる感じがするんですが?


「ではでは!香織!答えをどうぞ!」


「はい!恋人というのは!

イチャイチャイチャイチャグチュグチュネチョネチョする存在です!」


「は?」


イチャイチャグチュグチュネチョネチョ?

気持ち悪い擬音が多いな………


「恋人はイチャイチャするし手を繋ぐ時にグチュグチュするしキスをした時にネチョネチョするし恋人とはそう言った人とは他人とは一線超えたラインで遊べる存在のことだよ!」


「正解!正解!大正解!ピンポン!ピンポン!ピンポーン!」


「騒がしい………」


つい言葉に出てしまった。だって仕方ないじゃん。何か前の女子2人のテンションがおかしくてクスリでもヤッてんのか?酒でも飲んでんのか?くらい酷いからつい………


「てことグチュグチュに手を繋ご!優くん!」

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