第156話 新たなる刺客
まぁ、一応………綾崎の件は終わった訳だが………
ガラガラガラ……………
開く扉そこに立っていたのは、
「お前ら…………俺のこと忘れてただろ~!」
「あ」
「あ。」
「あ~」
「あ、」
4者4様様々なあ、で気づく。
そこにいたのは
「進藤。何か久々」
「久々じゃねーよ!お前一週間急に休むからもう7月になったじゃねーか!」
「あ~、もう7月か。スゴい早いね。」
「って言ってる場合かよ!お前らは進展ないかもしれねーけど!」
「いやいや、今愛人になることを誓われたところよ。綾崎に。」
「彗ちゃんでお願いします!」
「あ、彗ちゃんに」
「こうたん!流されないで!流されたら終わりだよ!」
まだ言い争いは終わらぬ模様。
まぁいいや。
「ともかくこっちも色々なことあったんだよ。進藤は?どした?」
「どした?って………俺、もうどうしたらいいか分かんなくて………」
涙目の進藤。
「おいおい泣くな?泣いたら終わりだぞ?」
「晃太をバカにしてた自分を恨みたいよ…」
「大丈夫。気にしてないしまずお前がくるまで忘れてたから。」
「お前!!」
暴れるなよ………危ないなぁ………
「とりあえずここ、生徒会室ではちょっとうるさいから他の場所いこ?まだ昼休みもあるだろ?」
ドウドウと彼を抑えながら生徒会室を後にする。
「食堂いこ。食堂で話そ?」
「食堂で話せる内容でもないんだが……てか後ろ2人はいるのか?」
「当たり前じゃん?私は彼女」
「私は愛人。」
「まぁ非公式がいるけど。」
とりあえずついてくるんだから仕方ない。ついてこさせよう。
「まぁまぁ、食堂ついたら聞いてやるから……」
「あの………すいません…………」
「うへぇ?」
急に呼び掛けられると人間変な声が出る。
でありそこにいた人物にもびっくりした訳で………
「あれ?君は何処かで見たようで………」
「放送室ジャックの時に助けていただいた者です。」
「あ~!あの時逃げ遅れてた……」
「一年の幸山 雫(こうやま しずく)です。あの時はどう………ひっ…」
綾崎を見て急に距離をとる雫ちゃん。
「あ、大丈夫。もう更正したからね。ドウドウ。」
「キャウン!愛人さま~!」
「あ、愛人?」
「いや、大丈夫。こっちの問題だし。」
「は、はぁ………?」
「とりあえず大丈夫だけどどうしたの?雫ちゃん?」
「あ、え~とその………え~、あの……」
何かモゾモゾとしている。何?何かどうしたのか?
「こ、これ!」
「うん?これ?」
「クッキーです!お口に合えば!」
「あ、そんな大層なことしなくていいのに。」
「あ、あ、あ、あと…………」
「え?」
耳元で囁く。
「中にライムの番号と手紙が入ってます。あの…あとでライム入れて読んでください。」
「へ?え?」
「で、では!」
そうゆうと彼女は足早に去っていっ……
両肩をガシッ。
ヒッ。
「「確認しようか……」」
「あの……俺の相談……」
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