第17話 死への伝言

体がだるい。しんどい。熱もあるかもしれない。


やめて→100以上


壊れる→200以上


もうでない→計測不能


終わった頃には約4時間が経っていた。そして声も枯れていた。


「ムキムキっ!えへへっ!」


目の前には全裸で元気な彼女の姿が………同じ作業力、意味深だけど………のくせに何故こんなに差があるんだ?晃太は死にそうなのに…………


「晃太く~ん。晃太く~ん?」


「聞こえてんだよ。バカ。」


「どうだった?ショーは?」


「最低だよ。」


「最低とか酷くない?私の中にはもう大量のミルクと薬が入ってるんだから!」


「そ、そうだ…………薬………それやめろ……」


「やめろも何ももう4時間経ったからもう効くとか効かないとかよりもう効果は神のみぞ知るだよ!」


「ふざけんなよ………」


「あ、このことはもうお二人にはお伝えしてあるからね?」


「二人?」


「晃太くんのママパパさん!」


「どう説明した?」


「二回戦しました。今度は絶対に出来るはずです。って。」


「………………」


「そしたら嬉しそうにこれくれたよ?」


彼女の手には10万が………


「ママパパさんからのご祝儀だって!やったね!これでいいペアリングが買えるね?」


うちの母と父はバカだとは思っていたがここまでバカだとは思っていなかった。それを理解出来なかった晃太のミスだな。


「で?アイツら2人は?」


「もう少しするかもしれないしまた一時間ブラついてくる!って外へ」


「……………」


もう呆れてモノも言えない。


「じゃあ三回戦する?」


「しない。死ぬ。死ぬしマジで赤ん坊出来る。」


「赤ちゃんはできるよ?薬が……」


「確率的に高いだけであって出来るとは限らないだろ?」


「………う~ん?無駄な抵抗。」


「うるせぇ。」


無駄な抵抗てかそっちが勝手にいらないハンドル操作したんだろうが。バカか。


「体が重い………このままここにいたい。」


「ダメだよ!私の家に行かなきゃ!」


「そんなルールないだろ?」


「決めたじゃん?さっきいく!って!さっき何回もイク!イク!って」


「あ、はいはいはいはい。うるさい。うるさい。だまれ。だまれ。だまれ。」


すぐ下に走りやがる。


「じゃあ行くからちょっと待て。ちょっとだけ休憩させろ。」


「いいよ~!」


「俺の息子を触りながら話すな!パンツ貸せ!」


「パンツ食べた。」


「小学生みたいな言い訳がきくか!バカが!」


「あっ、そうだ!晃太くん。」


「あ?なんだよ?」


「私二回戦することはお母さんには言ったんだけどお父さんには言ってないの」


「……………で?」


「で、だからしたことを私の家に帰ったら伝えてくれる」


「それは俺に死ね、と言ってるのか?」


前も5発食らったけど。これは5じゃすまないぞ?100とかあり得るから。


「だから大五郎パパによろしくお伝えくださいね!」


あ~、目の前の裸の美少女が悪魔に見えるし後ろに地獄が見えるし………

俺今日死ぬのかな………俺なんも悪くないのに……死ぬのかな?


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