60.ヤスナガの困り事
折角だからヤスナガさんも交えて飯でも…と、第三層へ向かうことに。ネクター達に連絡をすると、面白そうだから合流する!と返事があった。
向かった先は親方オススメの食堂。個室もあるという事だったので、そっちを選ぶ。
部屋に通されてすぐに、ネクター達がやってきた。レフィさんもなにやら吹っ切れた顔をしているから、良い方向に話は向かったのかな?あとで聞いてみよう。
ここからはちょっと込み入った話になるので、親方達には先に帰ってもらった。お小遣い渡しておいたから、もしかしたらどこかへ飲みに行くのかもな。レフィさんも一旦帰って女子会の準備をするらしい。
部屋に入って席につくと、それぞれ飲み物と、料理も適当に注文。さて、まずは自己紹介からだな!
「改めて、彼は部長のサバゲ仲間で八聖のヤスナガさん。こっちは、八聖のネクター、サクラモチ、カリンだ」
「ヤスナガです。ミヤさんとはサバゲ場で知り合ってから仲良くさせてもらってます。種族は竜人で八聖です。よろしくお願いします」
「ワタシはネクター。八聖で鬼族よ。ゲーム配信者なの。よろしくね」
「サクラモチと申します。同じく八聖の聖魔族で、ネクターの仕事のサポートをしています。よろしくお願いします」
「ウチはカリンにゃー!今は猫獣人の姿だけど、本当は九尾の狐な妖族にゃ!よろしくにゃー!!」
飲み物と料理が運ばれてきて、和やかに会話が進んでいく。主に自分の種族の話だが…
「種族限定クエスト??」
「はい。ハジーメでギルドクエストやっていたら、火竜の眷属っていう人を紹介されて。そこから火竜の里へ行く事になったんです。ただ、里に入る前のクエストで詰まってて」
「そうなんだ…ちなみにどんなクエストなんです?」
ヤスナガによると、火竜の眷属からとあるモノを持ってきてくれと言われたらしく…
「海底神殿の宝玉?」
「はい。なんでも、水を生む宝珠があるらしくて。定期的に火竜の里の人が取りに行くらしいんですけど、それを持って来いと」
「へぇ〜、場所は聞いたの?」
「一応、地図は持たされたんですけど…これです」
「うわぁ…」
ヤスナガが広げた地図。マーキングされていたのは海のど真ん中だった。
「俺も姉も、こっち方面はまだ行ってなくて。エリアボス倒さないと進めないみたいなんですよね」
「なるほどなぁ〜。んー、よかったら手伝いましょうか?」
「えっ!いいんですか?!」
「俺達もこっち方面まだだし…皆はどうする?」
「そりゃー行くでしょ!」
「海底神殿なんて、楽しみですね!」
「海の幸にゃー!」
「エリアボスやるなら、数で押したほうが楽ッスから」
「元々手伝うつもりだったが、火竜の里も行ってみたいからなー」
そうと決まれば、これからの計画を練らないとな!
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ここまで作品を読んでいただきありがとうございます!
ドフィ親方も隅に置けないですね(笑)
そして、新たな八聖ヤスナガ君が登場しました。彼のお姉さんはどんな人なんでしょうね?
ちなみに、竜人と書いてドラゴニュートと読みますが、シオン君達は普通に「りゅうじん」と呼んでます。ドラゴニュート長いもんね。
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