能力確認/神の不安

まずはベース…所謂能力値だな。精神は魔法に関係するステータスだな。肉体は体力とか生命力とかの物理、魂魄はスキルに関与するステータスで私の場合MAXまでスキルを持ってるからこれ以上スキルが成長する事はない。


スキルにある制限中は物語が一定に達するごとに解放される仕様なんだろう…見た感じされたとしても雑魚だけど。まあ鍛えなくても必要なLvまで上がるのは助かる。


偽装中は俺以外に見えなくするだろう。

制約と恩恵はこの二つの力の事だろうな。


通常スキルは見て判る通りなので置いといて…

まずはユニークスキルから…

悪役作法ローグプレイ』Lv 10は必要な時に悪役を自然に演じれるスキルだな。そういえば言ってなかったがアリスは作中死ぬ事は基本ない、毎回主人公に挑んでボコボコにされるだけだ。踏み台なので。


影の従者ドッペルゲンガー』Lv 10は自分の分身的な存在を作り出せるスキルだ。Lv10で能力を完全にコピーできてこのスキルに関して飲みに並列思考を得る。因みに分身の俺は制約とか制限が基本的には無いので普通に成長する。替わりにユニークスキルやEXスキルを引き継いで無いけど。範囲は俺から一定距離まで、例外的に俺の迷宮ダンジョンも対象になる。強いか如何か別としてかなり便利なスキルだ、さすがユニーク。


次にEXスキル…

創造支配クリエイトツール:神錬迷宮ダンジョン』Lv EXはその名の通りに迷宮ダンジョンを創るスキルだ。ダンジョンマスターものの小説を読んだ時自分も作って見たいと思ったのは俺だけじゃ無いと思う。

迷宮ダンジョンはこの世界に二種類あって判りやすく分けるなら基本的に壊れず死人が復活するのが神錬迷宮で破壊可能で普通に死んで勝手にできるのが通常の迷宮ダンジョンだ。細かい違いは創る時に説明する。


『交神』Lv EXは神に連絡したりする為のスキルだ。それ以上でもそれ以下でも無い。場所によっては降神する事も可能らしい。


最後に称号についてだな…

導き手キャスト》と《迷宮主ダンジョンマスター》はそのまんまだから別に良いだろ。

《小神》は御免…ちょっとよく分かんない。俺人だけど…え、何神に成ったの俺…えぇわっかんねぇ。

超越者エクストラ》はEXスキルを取得すると手に入る称号だな。《双天ダブル》はEXスキルを二つ取得すると手に入るらしい。


では早速ダンジョンを創ろうか!





《女神side》

大丈夫か…大丈夫かなあ?

時間が経つごとに心配になってきた。


「…レンリ様、お悩みの様ですけど如何かしましたか?」


ダメだな…ずっと悩んでた所為で彼女が近づいているのに気づかなかった。


「…そうだね、折角だし君に相談しようかな。…今回導き手をするこの頼みで神錬迷宮を創る為のスキルを上げたんだけど不味かったかな〜って。」


「…確実に…不味いですね。あの何で断って違うスキルを与えなかったのですか?」


「絶対に与えてはいけない理由がなかった以上神としては断る訳にはいかなかったんだよ。」


何でこんなに困っているのかと言うと神錬迷宮は神が人に対して与える試練であると同時に神の鍛錬であり神に至らんとする者への試練でもあるからだ。

あのスキルには神として必要な要素の全てが鍛えれる。そもそもEXスキルには運命が備わっている、例えば『英雄』スキルなら英雄譚として綴られるだろう出来事に巻き込まれるとか。所謂ご都合主義とか主人公補正があるのだ。


「しかも、もしもの為に天啓のスキルを与えたら、神格たり得ると判断されたらしく小神になっちゃたし。」


天啓スキルはその所為で交神スキルになっていた。


「とはいえ、流石に制約が耐えられなく成程の成長をする事はそうそう無い筈だよ。本人も強くなったりする事には興味ないみたいだし。だから大丈夫…の筈」


多分。


「そういえば何で導き手にEXスキルを与えるのですか?EXスキルの保有する運命を考えれば与えない方がいい気がするのですが?」


ああ


「君は(神々視点で)最近女神になったばかりだから知らないのか。神々側の事情もあるってね、他のスキルを取得出来ない様に必要容量の多いEXスキルを与えるんだ。あの子の場合導き手として必要なスキルが少なすぎて、正直普通より上くらいの器なのに容量が空きまくってたんだよね。まあ交神の必要容量が少ないのもあるけど。」


「なるほど。取り敢えず暫くは経過観察するしか無いんじゃ無いですか?」


「まあ、それもそうだね。」


何も起きないといいんだけど。

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