第12話 ゴブリン討伐作戦・後編

 新装備の開発にある程度めどがついたある日、私は再び王女様たちと共に魔物の間引きを行うために北の森へと向かった。そこで発見した魔物はゴブリンの群れだった。新装備であるドローンを駆使してゴブリンの巣である洞窟を発見した私たちは、ゴブリンの群れを掃討するための戦いに臨んだ。



 洞窟の奥から響いてくる無数のゴブリンの足音と唸り声。それを一番前で受け止める私は正直言って、少し震えていた。それはまるで、迫りくる濁流を前にしているような恐怖。でもっ!


 私はキッとヘルメット越しに前方を睨みつける。私にはこのパワードスーツがあるのだからっ!負けないっ! そんな思いで自らを鼓舞するとともに、私は思念操作で指示を飛ばす。


 直後、右腕の魚雷発射管のようだったパーツ前部のカバーが展開され、中から無数の穴の開いた銃身が顔を出した。それはまるでリボルバーの弾倉のようだった。3つの銃身に開いた無数の銃口。


 右腕を掲げ、銃口が狙う先は、洞窟の入り口。そしてそこから出てくるであろう、ゴブリンの群れ。やがて足音と唸り声が大きくなってきた。と、次の瞬間。


『『『『『ギギャァァァァァァッ!!!』』』』』

 濁った雄叫びを上げながら粗雑なこん棒や剣、槍などを手にしたゴブリンが無数に飛び出してきた。


「ッ!」

 その数に私は一瞬飲まれかけた。でもすぐに意識を切り替えるっ!今、私の後ろには王女様たちが居るんだっ!私の後ろにはっ!


「一歩も行かせるかっ!!!」

 自らを鼓舞するように叫んだ直後、私は思念操作で右腕の装備、スタンダーツマシンガン、略称『SDM』の引き金を引いた。直後、銃声とも違う発射音と共に放たれた無数の弾丸。それはダーツにも似た銃弾だった。


 無数の銃口から放たれたダーツは群れの先頭を走るゴブリンたちに命中した。

『ギギャッ!?』

『ギャギャァッ!!』

 まともな防具を持たないゴブリンたちの体にダーツが刺さる。が、それはむしろゴブリンたちを怒らせただけだ。そう、ダーツそのものには敵の体を貫くほどの威力は無い。でも、当然これだけじゃないっ!!


 そう思った直後。突き刺さっていたダーツから青白い光がゴブリンへと走ったっ。かと思うとゴブリンたちは途端に目を見開きながら力なく倒れていくっ。だが、倒れたゴブリンなどお構いなしに後ろのゴブリンが突進してくるっ。


「こんのぉっ!!」

 左腕で右腕を支えながらSDMを横なぎに乱射する。SD、『スタンダーツ』の雨が次々とゴブリンたちに突き刺さり、直後いくつもの青白い光が瞬きゴブリンどもが倒れていく。


「い、一体何が……っ!?」

 銃声とゴブリンの咆哮に交じって微かに聞こえた、後ろの兵士さんの驚きに満ちた声。その驚きの声がまぁ予想通りで、私はこんな状況だというのに内心笑みを浮かべていた。



 このスタンダーツ。実は元ネタが存在している。最初味方に可能な限り被害を出さない射撃武器、って事でベースにテーザー銃を選んだ。でも私の世界にはテーザー銃から進化した武器、と言うか銃弾があった。それが『TASER XREP』。一言で言うのなら、散弾銃から放たれる銃弾の形をしたスタンガンだ。


 弾自体に電極やら針やらバッテリーやらを内蔵しているこの銃弾。要はその銃弾に似た弾を私のチート能力で再現したのが、このスタンダーツって訳。


 このスタンダーツは一般的なダーツに似た形をしており、先端の針が敵に刺さると、後部に格納されている超小型バッテリーから、AIが瞬時に電流を流す仕組みになっている。電流を流すかどうかの判断はCSA-02本体に搭載されているAIが瞬時に行ってくれるので、私はただスタンダーツを相手に向けて撃ちまくるだけで良い。 万が一味方にあたった場合は、AIが電流を流さないよう即座にダーツにロックを掛ける安全装置付き。


 だからこそフレンドリーファイアを恐れずに撃ちまくれるって訳っ!!

「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 次々と放たれるダーツがゴブリンどもに突き刺さり、刹那の間をおいて青白い光が迸る。感電死したゴブリンたちがバタバタと倒れていくけど、その屍を超えて向かってくるっ!きりがないっ! 


『ギガァァァァァッ!!』

 そしてついに1匹のゴブリンが弾幕を抜けて突進してきた。その手にはこん棒が握られている。その程度では私のスーツの防御は突破出来ないだろうけど、今射撃の手を止めたら群れが後ろにいる皆へと向かっていく。それだけは阻止しないといけないっ!でもっ、と私はヘルメットの下で笑みを浮かべる。


 と、次の瞬間。高速で羽音を響かせながら突進してきたメタルホーネット1機がそのゴブリンを弾き飛ばしたっ。更に、私の後ろにいたもう1機が下腹部の武装、『ニードルガン』から無数の針を撃ちまくっているっ。私のスタンダーツの弾幕を抜けようとしていたゴブリン数匹をニードルが刺し貫く。更に体当たりした1機が旋回して私の背後に回ると、もう1機と同じようにニードルガンを放ち始めた。


 私とメタルホーネット2機の、合計3か所からの射撃にゴブリンたちは成す術もなく倒れていった。極稀に、ゴブリンの粗野な弓から放たれた矢が私のスーツやホーネット達に命中するけど、どれも甲高い音を立てながら呆気なく弾かれるばかりだ。


「よしっ!」

 メタルホーネット達もしっかり戦ってくれているっ!これならっ!と思った直後。


『グォオォォォォォォォォッ!!!』

「っ!?」

 洞窟の中から聞こえてきたのは、これまでのゴブリンとは異なる咆哮だった。直後、ゴブリンたちの足が止まる。その変化と、新たな敵の出現の予感に、私も撃ちまくっていたSDMの射撃を止める。ホーネット達にも一旦攻撃中止の指示を出し、様子を見る。


 すると、明らかにゴブリンとは違う、その大重量を表すように大きな足音を響かせながら複数の影が洞窟の中から現れた。

「ッ!?ホブゴブリンだっ!」


 後ろにいた兵士の人の叫びが聞こえる。 私の前に現れたそれは、人間の力士よりも更に一回りは大きい人型の怪物、ホブゴブリンだった。

「こいつが、こいつらが……っ!」


 私の倍はある、見上げるようなその巨躯に私は恐怖を覚えた。一歩後ろに下がるが、すぐに王女様たちの事を思い出して頭をかぶり振る。と、その時。


『グォォォォォォォォォッ!!』

 現れた数匹のホブゴブリン、そのうちの1匹が大きく吠えた。何っ!?と思った直後、そいつの後ろから、骨で作られた杖のような物を持ったゴブリンが数体現れた。何あいつらっ!?と思っていると……。


「気をつけろミコトッ!そいつはゴブリンシャーマンだっ!魔法を撃ってくるぞっ!!」

「えっ!?」

 後ろから聞こえてきたリオンさんの声に驚き私は反射的に振り返ってしまったっ!


 そして連中は、そんな見え見えの隙を逃す程甘くはなかった。

『グォォォッ!!』

 ホブの叫びを合図として、魔法が放たれた。

≪警告ッ!攻撃が来ますッ!≫

「ッ!?」

 HUDに浮かんだ警告文に目を通すよりも先に視線を前に戻す。その時には既に、私に向かって無数の火球が放たれていた。


「やばっ!!!」

 間に合うかっ!?と言う考えと、『左腕シールド展開』、と言う思念操作を行いながら、私は左腕を眼前に掲げた。直後、火球が私に命中し炸裂した。


「ミコトッ!」

「ミコトさんっ!!」

 後ろから聞こえるリオンさんとマリーショア王女の叫び。二人とも私を心配してくれているのは声色で分かる。けどっ!


「大丈夫ですっ!!!」

 私は声を上げながら左腕を振って私を包む炎と煙を払った。その下から現れた無傷の私を見てゴブリンたちも、兵士の人たちも驚いていた。更に……。


「あれ、は?」

 王女様の呟くようなか細い声を収音機が拾う。

「桃色の、光の盾?」

 更に聞こえてくるリオンさんの声。二人の視線は私の左腕に釘付けだった。でもそれもそのはず。なぜなら私の左腕に内蔵された装置から、円形の光の盾、つまり『ビームシールド』を展開しているのだから。


「ふふふっ!防いでやったわよっ!魔法っ!」

 桃色の光を放つ盾、ビームシールドが上手く行った事で私は思わず笑みを浮かべていた。軽量、かつ取り回しに優れるシールドって考えたら思いついたのがこれっ! ただ正直に言うと実戦では初使用な上にいきなりだったからちょっと、いやかなりビビったけどっ!でも上手く行ったから万事OKっ!


 改めてゴブリンたちの方に視線を向ければ、ホブもシャーマンも、それに普通のゴブリンたちも警戒心を露わにし、唸り声を上げながらこちらを威嚇していた。でも動きが止まった今ならっ!!

「食らえッ!!!」

 右腕のSDMからの射撃を再開するっ。放たれたダーツが次々とゴブリンやシャーマンの体に命中し、電流に体を焼かれてバタバタと倒れていく。


『『『グォォォォォォォォォッ!!!』』』

 こっちの攻撃を合図に、身構えていたホブ数匹が咆哮を上げて突進してくるっ!

「これで行けるかなっ!?」

 合計で3匹のホブ目がけてダーツを放つ。が、ホブ達は手にしていた、巨大なこん棒を盾にして防いだっ!太い脚で大地を踏み鳴らしながら突進してくるホブっ!それにあのぶっとい腕っ、あの腕とその腕力から繰り出されるこん棒の一撃を貰ったらと思うとぞっとするっ!


 でも、私にはまだまだ、最後の切り札があるっ!

『ビームシールド、モード変更っ!ジャマダハルモードッ!』

 思念操作によるモード変更指示。 するとそれを受けてビームシールドの発生装置が前腕部から、装甲の上に配されたレールを滑って行き左手の甲へと移動する。


 ビーム発生装置が手の甲の装甲に接続されると、装置からビームが発信され形を作る。でも、それはさっきまでのビームシールドとは異なる形だった。 それは、ビームで形作られた刀身。言うなればこれは、『ビームジャマダハル』。


 防御のためのビームシールドと、攻撃のためのビームジャマダハル。その二つのモードに切り替え可能なビーム発生装置。これが私の考え付いた攻防一体の武器ッ!


『『『グォォォォォォっ!!』』』

 そのビームジャマダハルにも怯まず向かってくるホブゴブリン3匹っ!3匹なら勝てると思った?でも残念っ!ある意味こっちも、3人だからねっ!


「メタルホーネットッ!」

 私が声を上げると、傍で滞空していたメタルホーネット達がホブ3匹の内の、2匹の頭上へと向かいその周囲を飛び回り始めた。ホブ達は高速で飛び回るホーネット達を手にしたこん棒や粗雑な斧で叩き落そうとしているが、ホーネット達はそれを軽く避けて飛び回っている。


『オォォォォッ!!』

 残った1匹が私へと突進してくるけど、分断する事は出来たっ!これで1対1が3つっ!相手が1匹だけなら、やれるっ!


 こん棒を振り上げ、私をそれで叩き潰そうと向かってくるホブゴブリンッ!雄叫びを上げながら奴はそれを私目がけて振り下ろしたっ!

「ッ!!」

 それをギリギリのタイミングで横に飛び回避っ!あ、危なぁっ!自分でひきつけたけどやっぱまだ怖いっ!背中を冷や汗が伝ったよこれっ!


「グゥゥッ!!」

 こん棒を避けた私をホブは忌々しそうに睨んでるっ!相変わらず殺意むき出しだけどっ!

「こっちだって、戦う理由があるんだからっ!そこっ!」

 こん棒を振り下ろしたホブ目がけて右腕のSDMからダーツを数発放つっ!狙いは胸と顔の辺りっ! 放たれたダーツだったけど、ホブは咄嗟にこん棒を持ち上げてそれを防いだっ!放たれたダーツはこん棒に刺さるか弾かれ落ちるばかり。でもっ!


「残念っ!囮だよっ!」

 本当の狙いは一瞬でもホブの視線を遮る事っ!そして胸や顔を狙った攻撃をこん棒で防いだ事で、こいつは逆に、一瞬とはいえ自分の視界を遮ったっ!そこがねらい目っ!!


「そこっ!」

 狙うのはがら空きの足元っ!連続で放たれたダーツが奴の足に突き刺さり、直後に青白い光を放つっ!


『ギッ!?ガッ、ァァァァッ!!』

 ホブともなれば、やっぱりゴブリンとは違うのかスタンダーツだけでは倒しきれなかったっ。でも、動きは止まったっ!今はそれで充分っ!


「おぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 動けないホブ目がけて雄叫びを上げながら突進するっ。それに気づいたホブが、何とか震える体に鞭打ってこん棒を振り上げるっ。けどっ!


「遅いっ!!」

 振りぬいた左腕のビームジャマダハルがすれ違いざまにホブの右腕を切り落とす方が、ずっと早かった。

『グォォォォォォォォォッ!!?!?』

 チラリと肩越しに振り返ればこん棒を握っていた右腕が、こん棒と共に音を立てて地面に落ちるのが見えた。ホブは、狂ったように叫びながら左手で切り裂かれた右腕の傷を抑えようとしたけど……。


「トドメェッ!!!」

 それよりも私の方が早かった。振り返り、ビームジャマダハルを奴の背中に突き立てたっ!ビームの刃がホブの胴体を背中側から貫く。


『ガ、ガ、ァ……ッ!?』

 ビームの熱量で肉が焼ける嫌な音と共に、ホブゴブリンは事切れた。私が刀身を抜いて下がると、ホブの体は音を立てて倒れピクリとも動く事は無かった。


 よし、これで一匹ッ!残りは? 視線を巡らせると、ホーネット2機が残りのホブ2匹をかく乱していた。あいつらは攻撃が当たらないホーネットに苛立っているのか、私に仲間が倒されたことも気づいてない様子っ!だったら今が狙い時っ!


「そこっ!」

 上空のホーネット達に、万が一にも当たらないように狙うのは2匹の足や腰回りっ!そしてホーネット達に集中していたホブ2匹は、防御も回避も出来ず、突き刺さったダーツから流れ込む電流に呻きながらその場に音を立てて倒れこんだ。


 それでもすぐに起き上がろうとするけど……。ホーネット2機のニードルガンが2匹の頭に針を打ち込む方が、早かった。起き上がろうとしていた体が再び音を立てて崩れ落ちる。


「よしっ!」

 2匹も動かないのを確認すると私は思わずガッツポーズを作ってしまったっ。でも、それくらい安心していたんだ。


 実戦では初めて使う武器だから不安感はあった。でも上手く行って内心ホッとしているのが本音なんだよね。でもまぁ、このSDMも、ビームシールド兼ビームジャマダハルも、それにトライインターセプターも実戦で使える事が分かったっ!ならもう不安はないっ!


「ミコトさんっ!まだ気を抜かずにっ!ゴブリンどもはまだ残っていますっ!」

 そこに聞こえてくる王女様の指示。

「はいっ!」

 そうだ。まだ戦いは終わってないんだと、私は気を引き締めなおし洞窟の入口へと目を向けた。見ると、ホブやシャーマンが倒されたからかゴブリンどもは完全に委縮していた。そんな相手に引き金を引くのは、魔物相手とは言え心苦しいけどっ!


「でもこれ、戦いだからねっ!はぁっ!」

 私は魔物を倒して、人々を守るためにここにいるんだと、自分に言い聞かせながら引き金を引き続けた。



 その後、洞窟から出てくるゴブリンをあらかた駆逐した私たちは洞窟の中へと潜入。洞窟は一本道となっており、その一番奥には残りのゴブリンが数十匹とホブ、シャーマンが1匹ずつ。そして歪な骨の王冠を被ったゴブリンキングがいた。密閉空間だとホーネット達も動きが制限されるから使えなかった。


 とはいえ、逆に遮蔽物も無いこの場所なら、SDMを撃ちまくるだけで問題解決。私の放ったスタンダーツでゴブリンどもやホブ、シャーマン。更にはキングも動けなくした所も、騎士や兵士の人たちが瞬く間に距離を詰めてトドメを刺して、はい終わり。って感じ。



「ふい~~~。お、終わったぁ~~」


 洞窟内部に生き残りが居ない事を確認した私たちは洞窟を出た。そして外に出るなり私は大きく背伸びをした。

「お疲れ様です、ミコトさん」

 と、そこに労いの声をかけてくれる王女様。って、相手は王女様だしっ!と私はすぐに姿勢を正す。


「ミコトさんの活躍のおかげで、あれほど居たゴブリンの群れを損害無しで討伐する事が出来ました。本当に、ありがとうございます」

「いえ。お役に立てて何よりです。それに、このCSA-02の実戦運用も出来ましたからね。おかげで、この02が実戦で通用する事が証明出来ましたから」


 そう。ゴブリンの討伐には成功したけど、これですべてが終わったわけじゃない。まだまだ戦うべき魔物はたくさん居る。


「だからこのCSA-02でこれからも頑張りますよ。魔物退治」

「そう言っていただけると、本当に心強いです」

 私の言葉に、王女様は安堵したように一瞬だけ微笑みを浮かべるのだった。



 その後、ゴブリンの群れを駆逐した事もあるし私たちは町へと引き上げる事に。そして町に戻る馬車の中で私は笑みを浮かべていた。


 この力があれば、私は戦える。誰かを守る事が出来る。魔物だって怖くない。そんな思いから何度も笑みがこぼれる。そして同時に思う。『魔物退治を頑張ろう』って。『それが皆のためになるのなら』、って。


 でも……。


『ゴァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!』


 その時の私はまだ、知る由も無かった。


 森の奥には、ゴブリンやリザードマンなどとは比較にならない程の、強大な敵が居る事を。 その時は、まだ。


     第12話 END

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る