第2話お前...変わってんなぁ。

靖一は小学校を卒業し、平田東中学校に進学した。名古屋瑞穂シニアに入団した。

そして自己紹介が来た。靖一はかなり前なのでいつも自己紹介は少し憂鬱である。

「格田靖一です。名古屋西区子ども野球会で二番でした」ザワザワ・・ザワザワ・・「おい、名古屋西区子ども野球会ってもしかしてあのナゴニシか!」後ろの奴などからそんな話し声が聞こえてくる。まぁ実は全国経験があったり、結構強いところなのだ。そして前から13人目ぐらいの時、デケェ奴が前に出た、そこで気づいた。「あいつって・・・」そしてあいつが低くいこえを放つ。「間田敬一郎です。ホワイトウイングスでエースでした。」おぉ〜「マジかよ!あいつテレビ出てた奴じゃね!」そこらから声が聞こえる。そう、少年野球で四打数四三振に打ち取られた間田も、このチームに入団したのだ。

練習が終わってみんなが帰り支度をしている時俺はまだに話しかけた。「な、なぁ、間田、だよな。」そう言うと間田は意外なことを言った。「あん、あっ、お前あいつじゃん!ナゴニシの!お前と一回試合したよな!お前最後なんつうかオーラ?が凄くてさ!俺あん時だけだぜ三振とって本気で吠えたの!」「お、おう・・・ありがと・・・・・」なんかめっちゃ褒められてちょっとなんか思ってたキャラ違うことに困惑してると「あっ、俺今日これから帰って友達と遊ぶ約束してっから。じゃ!」と、なんか勝手に話すだけ話して勝手にどっか行っちゃった気がするけど、まっ、いっか。

次の土曜日、お昼、俺は間田の横で飯を食っていたのだが、正直こいつの弁当おおかしいなと思った。だっておにぎりがあるのに一緒にホットドッグがあるし焼きそばに中濃ソースらしき物がかかっている。いや絶対酸っぱ過ぎだろ。あとこいつの食い方もおかしいホットドッグのソーセージでおにぎり食って一緒に焼きそば食ってからパンを口に放り込む。正直滅茶苦茶だ、なんでバラバラで食うんだ?と聞くと「うーん、なんとなくじゃねw。」となんかムカつく言い方で返された。

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