第273話 君たちの魅せる景色

『こっちの敵倒せそうか?』


『え?あ、はい!』


「あ、待って俺も後ろから撃つわ」


『了解です。』


なんとかチームに入れてもらうとかいう意味の分からない状況を迎えた第11試合。

全員の心に火が点いている。

キル数も申し分なく稼いだまま中盤も難なく乗り越えた。


『ここ1人倒しました!』


「目の前のやつ倒さない?」


『了解!私も行く!』


wartと俺で目の前を制圧。

背後から鋭いエイムが敵に刺さってくれるので何も苦戦しない。

俺がサブマシンガンで何発も入れて、endmの攻撃も相まってすぐ倒せる。


『ナイス。ここにも敵が居るがどうする?』


『行きましょう!』


まあそうだわな、と言わざるを得ない。

否定とかおそらく知らない。

ちなみにサポート要るかな?と俺も後ろから出来るだけ付いて行くのだが、全く持って意味も成さない。



だってendmが強すぎるのだ。


まるで俺の力なんて必要じゃないんじゃいか?とも思わせるくらいに。

彼女の調子の良さはday1以上に匹敵している気がする。

エイムが今日一番というくらいには冴えているよう。


ただバカみたいにずっと敵に突っ込んでいる、とはまた違う。

世界大会でそんなことしたら…………ってその例ももはや意味を為さなさそうだが。


『その1キルないす!ただ一旦引いてほしいかも!』


『分かりました!』


lucusの指示で下がると、すぐさま近くで戦闘が始まった。

彼の読みはやはりすさまじい。


最低限のリスクのみで、最大限の力を発揮できる。


『あ~あそこにも居るね…どう?』


『流石に遠いな…blanc,きついか?』


ようやく出番が回ってきた。

と言っても距離はだいぶに離れている。

スコープでもギリギリ映るかどうか。


「あ~、行ける行ける」


別に特別やばい位置でもない。

油断しているのか頭も見える。


「おけ」


何もしていない敵はチャンスの塊。

流石に1発で抜ける。


『ないす!!!こっち行くか。終盤にも入るだろうしな』


と残り人数を見るといつの間にか減っている。

倒された人たちのほとんどは俺らが倒した敵なんだろうな。


『あ!あそこに敵』


『ん?あ~あれ戦うのもいいな。どうする?』


敵は別にこっち側に気が付いているわけでもない。

攻めるなら先手をこちらから。

ただここで無理に攻めてもという距離がある。

他に敵攻めてくるリスクが大いにある場所だった。


『行けますよ。私は。』


それでもendmはやはり加勢してくれる。

彼女に首を横に振る選択肢はない。


『じゃあ行くか!』


攻めないという考えなど元からないようだ。

白い流星4人は駆け出して行った。

この先の未来へと。


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【後書き】

短すぎるね…………うん。

絶対1話でまとめれた、、、反省です。


カクコン頑張るぞ~!!



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