第237話 謎めいた者
【前書き】
『』←訳されて聞こえているものだと思ってください!
例えば、Helloだったら、『やあ』みたいになっているっていう感じです
日間1位、週間2位嬉しいです!
感謝です!!
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白い流星全員で何度か練習をしていた。
最初は少しぎこちない感じもしたが、それも数分。
AR全体の練習も行い、なんとなく手も慣れているな~と確認できた。
案外プレイの調子も良く、良いコンディションだ。
AR内での練習は終わり、また各自の時間。
時間としてはまだ30分くらい余っている。
1試合回しても良いけど、時間的に微妙。
それにendmは手が疲れているようでちょっと休みたいらしい。
何しようかな。
っとそのタイミングで近くに居たlioに声を掛けられた
「ん?あ、やるか!」
そういや1vs1を昨日やろうと約束していたのを思い出した。
うっかり忘れるとこだったな。
こんな試合が出来るなんて滅多にないし、この際弱点も把握したい。
とりあえず始めは3本勝負から。
どちらもアサルトライフルとショットガンの2つ持ち。
「行くぞ~」
lioの掛け声から試合はスタート。
今日は意識することがいくつかあった。
まず、エイムに頼らない立ち回りというのを頭に入れていた。
どれだけ安定して動けるのかというのが大事だなと思ったからだ。
エイムに頼ってしまうとその分リスクが上がってしまう。
「うわ~上手いな」
そのお手本として挙げられたのがlioだった。
エイム精度もほどほどに、どちらかと言えば攻撃すら当たらないように動いている。
あっちからの攻撃は避けれるが、その分攻撃を当てることは出来ない。
「ん~これどうしよ」
なかなか決着が付かないな、っと思って少し油断し始めた。
彼が出てこないのをいいことに前に出るのも増えた。
一方でlioは焦らずその場ごとに、身を引く。
そして俺が追うようにどんどん詰めていく。
若干俺が優位なように見えているが、ただ彼の作戦にハマっていっただけだった。
結果として油断があだとなり1本取られる。
「うわ、まじか」
結構いつも通りにプレイ出来た気もしたけど、やっぱり改善点が出てくるな。
でも本番まであと1日だし、どうやったら良くなるのかも分からない。
エイムに頼らず動くって難しいよなぁ。
1本取られて、一度ヘッドホンを付けなおそうとすると、
『下手くそ』
そんな声が聞こえてきた。
英語、だし一瞬俺のことでもないかと思ってヘッドホンを付けようとしたが、
『エイムが雑、何に意識向けてるかもわからない。それに一点に集中しすぎ』
そう言われて流石に俺も手が止まった。
遅れて振り向くと、俺の方を向く1人の少女が居た。
青い水晶のような目を持つ、ロングヘアの白髪少女。
たぶん日本の人では…ないかな。
どちらかと言えばヨーロッパ系の方だ。
そんな彼女はこっちを見てじっと呆れたような表情だった。
『こんな人が世界に出場出来るとかこのゲームも落ちぶれたものね』
そう吐き捨ててこの場を去って行った。
英語だけど聞き取れてしまった………。
言わば知らぬが仏というやつなのかこれは。
彼女が脳裏に焼き付いてしまい、少し戸惑ってしまう。
こんなに言われたのは初めてだったりするし。
「どした?大丈夫か?」
VC越しにlioの声が聞こえてきた。
「ん?あ、ごめん。良いよやろ」
ちょっと少女の言葉が心に残りつつも、また彼と戦い始める。
少しだけ立ち回りを彼女の言う通りに変えてみた。
例えば、何か目的を持って行動したり、今どこを狙っているか。
1点集中を心がけてみたり。
すると、思ったよりスムーズに動ける。
「おお、上手いな!流石はblancだ」
結果は俺の圧勝となった。
けれど、俺はあの少女が気になって仕方がなかった。
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【後書き】
新作です!!
この作品のとあるキャラのサイドストーリーです!
良ければ読んでください!!
不登校でFPSゲーマーの女子中学生、好奇心で応募したらVTuberになっちゃったので無双します -
https://kakuyomu.jp/works/16818093086403067345
Twitterで1つ投票してます、出来れば参加お願いします!
(下記URLから)
〈競技シーンと実況をどうするか。〉
①同じ話に一緒に!
②別々の話で出してほしい!
③まず実況シーン毎話要らない!
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