第234話 世界に旅立つ下準備
「お疲れ~!」
『おつ~!』
『どうもです。』
『お疲れ様~!アジア1位になって1夜明けたがあの興奮は冷めないな』
ーわかる
ー熱かった
ーまじで記憶残る
ーいい試合やった
ー記憶消して見たい
昨日はアジア大会のスクワッド戦。
見事1位を獲得してから1夜が明けた。
夜何かしたいよなという話になって、結果白い流星4人で雑談配信だ。
と、いうのが建前だ。
「世界大会の告知ってそろそろだっけか?」
『だね~舞台は世界って良いよね』
『分かります!初海外なのでドキドキです!』
「とりあえず、まあ世界大会に出るアジアメンツでも見ながらのんびり喋りますか」
今回世界大会に進出するアジア勢はもちろん俺たちのほかに居る。
あんまり詳しくないし、この際色々知りたい。
ちょうどlucusという神様が居るので、色々聞くか。
『そしてこの方たちがARっていう有名チームだね』
「これが2位か、流石やな~」
『女性プレイヤーもいるみたいだし、私も一緒にやりたいな』
『ですね』
ーARは本当に強い
ーおもろい
ーストリーマー部門もあるから割と人気
ーlioがえぐい
ーやっぱりARといえばlioか
「lio選手?が去年の優勝者なんだっけか?」
『そうだね、アジア1位はlioさんだったね』
いつか一緒に出来る日が来ると良いな、っと時計を見る。
「お、そろそろか。」
『だな』
ー何が?
ー????
ー急にどうした
ーなんかあったっけか?
ー何?
ーえ?
『じゃ、blanc。よろしく。』
「おけ、じゃあこちらの動画をどうぞ」
俺は横に控えていた動画に切り替える。
タイトルは、そうだな。
ARに新メンバー加入、とでも言っておこうか。
俺らの今までのクリップが動画で流れる。
endm達のハイライトが多いのは、まあ俺がプロゲーマーとして活動してた時期にスポットが当てられてなかったからかな。
俺らの中でも気に入っているキルなどが、色々と流れ始める。
もう気が付いている人もコメント欄にちらほらいるみたい。
そうだよ。
〈白い流星全員AR参戦!!!〉
ー!?
ーはい????
ーえ!!!!
ー????
ーおいまじかよ
ーえぐお
ー噂は本当だったか
ーきたあああ
「ということで、白い流星、ついにプロチームデビューします!!」
ーおめでとう!!!
ーAR世界最強になっちゃった
ーまじかよ
ーこのタイミング!?
ー急すぎ!!!
『実は前から誘われてたんだよね~』
ARというチームには1,2カ月前から誘われていた。
プロゲーマーとしてまた活動するならこちらに来ないか?と。
ただ、今ここで戻っても俺らは成果を出せる可能性は微妙だった。
だから俺が1つ条件を持ちかけた。
もし、世界大会に出場出来たら、その時加入させてくださいと。
どこかに所属したい!という願望が白い流星内にはあって、
支えがこれからないと、活動は厳しいんじゃないかとも話していた。
メンバー全員一致で、今回プロチームに所属が決まったのだ。
『もちろん白い流星は解散しないし、これからも頑張ってくよ~!』
『ですね。AR兼白い流星として皆で頑張って行きます!』
ーおおおおお
ー熱いな
ーえぐい
ー激アツやないかい
ーついに白い流星がガチのプロチームなった。
ープロチーム居ないのネタにしてたから……
「ちなみに、俺ら4人専用の服も今回用意してくれるらしい!」
『活動の幅が広がったって言うのはでかいよね』
ー服まじか
ー欲しい
ーええな
ー世界大会楽しみ過ぎる
ー顔出しどうするの?
「顔出しか、まあ世界大会では絶対出るもんな」
実は白い流星のこのメンバー、誰一人として顔を出していない。
いや、それでよくストリーマー頑張ってたなとは思うが、高校生で顔出ししたくないというのが俺の意見だった。
でも世界大会では会場に入って行うオフライン大会で、顔も必然と出る。
俺が大会に出ていた時はまだオンラインだったから顔を出さなくても良かったのに。
考えることが増えるなぁ。
「まあ、本番まで楽しみにしてくれ、期待はしないでな」
ーついに顔出すのか
ーおおお
ーついに……か
ー待ってた
ー楽しみ!!
準備は万端。
俺たち白い流星、舞台は海外へ。
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【後書き】
久々の雑談回慣れない!
昨日の実況回割と良かったみたいで安心した!
投稿されてからめっちゃドキドキしてた。
現ドラ年間5位入ってました!ありがとうございます!!!
累計の方も20位に入ってて1ページ目にランクインして嬉しいです!!
10月は最後まで毎日投稿できそう?かも!
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