第233話 そのころ実況席では…………
【後書き】
230話を見ながら書いたので、照らしながら読むと、面白くなったり?
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〈アジア大会決勝スクワッド部門〉
『良い戦いになってきましたね』
「だなー第三試合のそろそろ終盤と入るところ。やはり1位は誰が掴むのかなー」
『難しいですね。現在総合1位で、前年王者のlio率いるARチームが優勝しそうな気配がしていますが、この3試合目でどう変わるかというのは予想が付きませんね』
「ですね~っとここで白い流星が画面に流れた、彼らはどうなの?」
『優勝候補の筆頭で、正真正銘の化け物集団ですね~ただ2試合目が終わったタイミングで5位だったので1位はどうでしょうかと言ったところです。』
ーまじアツいな
ー誰が1位なるかすら分からん
ーいやlioやろ
ーこれはもうlioで確定やろうな~
ー白い流星ってそこまでやったんかな
ー期待しただけ
ーもうちょい無双してほしかった
『ただ、白い流星はendmとblancという選手が戦闘においてトップレベルの腕前ですね。blanc選手はこのゲームの初代王者でもあり、プロ選手として復帰すると聞いたときはネットがざわつくほどでしたね』
「あれは、凄かった。でもやはり彼に課せられたプレッシャーは大きいだろうね。全盛期に比べれればプレイも落ち着いているように見えるし。」
「ただ、デュオはアジア王者にもなっていて、まだまだ見逃せないな」
画面に映るのは、blanc率いる白い流星。
そしてまもなく、敵が見えてくる。
「っと、ここで接敵か。もう終盤になってきたところだしここは勝っていきたいね」
『うわああ!?ここで二人が倒された!』
ーえ、まじか
ー!?
ーやばくね?
ーえ?
ー白い流星脱落するの?
『まずいぞ!endmは1キルを持って行ったが…っとここでやられてしまう』
「急展開だな、割と余裕を持っていたように見えたんだけど。」
『さて、ここで生き残ったのはblancのみ。ここからどうするのか』
ーやばい!
ー頑張れ!!!!
ーまじで頑張って
ーまずいぞ
ー白い流星負けたら笑える
ーblanc頑張れ!!!!
ーまだいける!!
『どうでしょう、ここで倒れたら世界に出るのはきつそうですかね』
「今現在で13キル、これじゃちょっときついかもしれんなー」
『blancここからどう逆転出来るか』
『一旦陰でリロードします。様子を伺っているようですが』
「落ち着けよ~お前なら行けるぞ……」
『敵視点は残り1人を探してますね~もう時間の問題でしょうか。』
ーこの二人はもうblancにくぎ付けや
ー最強の男やぞ、まだ何かある
ーここで散るはずがない
「飛び出した!?行け!!!」
『ここでblanc!勝負に出る!』
「は!?スナイパー!?つっよ!!!」
『スナイパーで1キル!飛んでくる弾も彼の敵ではない!』
『ここで後ろからもう1人キル!』
「まじであるぞ!行け!!!落ち着けよ!!」
『さあ勢いは逃しません、まずはスナイパーをリロードして』
「行け!!そこの角だ!お前も分かってるだろ!?決めろ!!!」
『さあ行った!決めてこいblanc!!!』
「はああ決めたあああああなんだこれ」
ー!?!?!?!?!?!?
ーはあああああああ
ーえぐいってやっば
ーなんだこれ
ーはい????
ーつっよ
ーバケモンや
ーなんで勝ったの!?!?!?
ー1vs3クラッチまじかよ
ー決勝でこれ魅せてくるのやばい
ーblancや、期待裏切らないな流石
『blancしっかり勝ち取っていった!!!まずはピンチを乗り越えました!』
「なんだよこれ、やばすぎる。こいつまじで人間じゃねえ」
『ただ、まだまだ油断はできません。1人というのがどこまで響いてくるか』
「ナイスすぎる。って、え?ここ右じゃないんか」
『左に曲がりましたね。ここは右の方が最適な気もしますが……』
「いや右は危険だ!めっちゃ敵居るわ!」
『ほんとですね、blancはどこまで見えているのでしょう』
ーえっぐ
ー居すぎやろwwww
ー多すぎ
ーここ左偉すぎる
ー俺なら右やな
ーナイス判断
『ただ、向かった先には1パーティ、4人が潜んでいます』
「これには気が付いているようだけど、これをどう対処するかやなー」
『ですね、っとスナイパーを握った!?』
「え、まじ!?攻めるのか!?おい!!は、スナイパーで1キル!?」
『1キルしっかり取った!サブマシンガンに切り替えてここで詰めていく!』
「え、まじでこいつ何!?やっばい」
『さて、敵陣に単身で乗り込んでいった!1人をサブマシンガンでしっかり決め切った!だがまだ二人居るぞ!?』
「いや~きつそうやな」
『流石にblancもここは堪えるか!?いや、引かない!このまま攻め切る気だ!』
「は!?いや、上手すぎやろ!!!なんだこれ!!!!」
『なんと!blanc、ここで4キル!またしてもクラッチを決めた!!!!』
ー???????
ーいやあり得ん
ーはい?
ーノーダメなに
ーやばすぎやろwwww
ーもはや化け物以上の何か
ーえぐい
ーなんで勝ってんの
ーはああああ????
ー昔のblancを見ている感じ
ー分かる
ーそれや
ー的確過ぎる
ーまじでこれ
「本当にそれだな。コメント欄にもあったけど昔のblancを見てる気分だわ」
『私も今そんな感じです。今までに魅せてくれた全員をくぎ付けにするプレイヤーblanc。それがまた戻ってきた、そんな感覚が今も感じられます。』
「ここは流石に攻めないか、まあ引き時もあるにはあるんやな」
ー何が何でも攻めそうなのおもろい
ー草
ーいやまあ分かる
ー引き時知ってるんやーって感覚
ーここはちゃんと生存ね
ーもう世界行けるやろこれ
ー俺ならもう妥協してる
「さて、一方向かい側ではどうなってるんや…………」
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「っと、向かい側では勝負が付いた!1人失ったがそれでもこの戦闘に勝利したのはでかいぞ!が、まだ試合は終わっていない!」
『残るパーティは2つ。1つはlio率いるAR、そして…』
「おいまじかよ…笑うしかないって、blancやんけ!まじでなんだよこいつ」
ーまだ生きてたwww
ーちゃっかり生きてるんよなこいつ
ーblanc勝ったらキル数的に1位じゃね?
ーlioはこのマッチのキル数こけてるしそうだと思う!
ー白い流星アジア1位あるのまじ?ww
ーいや無理やろ
ー流石にAR3人にblanc単身は夢見すぎ
ー皆現実見ようねー
「これは流石にきつい気がするな~でもblancはやる気十分らしいぜスナイパーも今リロードしてるし」
『これはどうなるでしょう、前年王者vs復帰王者って感じですかね』
「まじで熱い、この男が試合を熱くし過ぎてる」
『さあここはおそらくblancから仕掛けそうですね』
「だろうなースナイパーで1人当てて、からどうするかって感じだよな」
『さて、ここでblancは…グレネード!?ここで!?』
「え、お前何するの?空にグレネード?その距離は敵に当たらんぞ?」
ー低IQ?
ーバカになった?
ー流石にここまで頭回ってないか
ーアイテム珍しくね
ーblancがグレネードとか半世紀に一回しか見ないぞ
ーいいやこれはなんか起きるね
ー絶対なんかやる、分かる
『さあここで投げた!先制を仕掛けたのは…ってここでスナイパーを構えた!?』
「はああああああああ!!!!!ここで頭を抜いた!!!まじかよ!」
『グレネードの爆撃音に合わせてるからどこから銃声が聞こえたか分かりずらい!これはblancが策士すぎるぞ!』
「やばい、まじでやばいぞ、こいつ本当に勝っちまうぞ!」
『敵が気が付く前にblancがひそひそと近づいております。』
ーごめんなさい
ー低IQとか言ったのまじで謝る
ーえぐい
ーまじかよ
ーそれは想定外
ー誰も思いつかないって
ー友達と遊んでる時にやりそうなことを決勝でやりやがった
ーこれって出来るんやな
ー他ゲーでしか見たことない、というか他ゲーでも見ないわ
『これは仕様の裏を突いてきましたね、銃声の方向は音の響き具合から感じるしかないからこそ、このゲームでしか出来ない一つの技なんじゃないでしょうか。』
「だな!おい!lio!お前の目の前に居るのは世界最強の男やぞ!」
『ここでblancサブマシンガンを握った、lioも気が付く!が少し出遅れた!』
「ナイス!!!!この1キルはでかすぎるぞ!!!!!」
『しっかりサブマシンガンを当てて…………ってあれ?』
「え?お前何してる????グラップラーで元の場所に戻ったぞ???」
『急にどうしたのでしょうか、lio側も蘇生を始めそうですが』
ー?????
ーどうした????
ーまじで何?
ー急にどうしたんだ?
ーえ?
ーあほなのか天才なのか分からんから何も言えん
ー何する気?
ーまじで何?
『さて、lio達が蘇生を始めたが……』
「いや!blanc!お前まじか!」
『彼が握ったのはスナイパー!スコープをしっかり見ている!!!』
「まじかよ、お前最高過ぎる!!!!」
『しっかり頭を抜いた!!!勝ったのはblanc!!!白い流星がここで1位を取った!!!!』
「まじでなんだよ、え、これ総合どうなった!?まじでわんちゃんあるんじゃないの?」
ーえぐい
ー????
ーバケモン
ーまじで何
ーえぐいって
ー鳥肌しか立たん
ーこんなやつ初めて見た
ー最高
ー感動したわ
ーここまで熱くなったの初めて
ー久々に面白い選手を見つけた
ーblancおかえり!!!
ー俺らのblancって感じがした。
ーおかしいな
ーまじで懐かしい
ー良い時代が戻ってきたぞ!!!
ー神や
ーこれは快挙
ートレンドもう入ったぞ
「うおおおまじか!白い流星1位や!!!」
『1位白い流星、そして2ポイント差で2位がAR!このラストの試合で1,2位を争っていたとは…これが決勝ですか』
「まじでやばいぞ。お前ら、この男を世界でまた見れるんだぞ!?やばくないか!?」
ーやばい
ーもう一回見れるのアツい
ーこのわくわく溜まんない
ー最高
ー嬉しい
『これはもう、日本チームとして世界も最高の実況解説をしないといけませんね』
「そうだな!でもlio達も上手かったよな。3試合目がこけたとは言えど」
『この2チームが世界でどう戦っていくか目を見張るものがあります。ただ、まだ世界に進出するチームがございます。3位以下を見ていきましょう…………』
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【後書き】
あの、その、4000文字…………多く書きすぎた!
実況回?というよりも外側からの視点を始めて書きました。
というよりは自分の書きたいように自由に書きすぎました!
色んな世界大会の配信とか実際見ているけど未だに実況と解説が熱くなる展開が好きすぎる!
そう思って書いてたんですけど文字数やばくなっちゃったね。
しかもこれ3試合目の終盤だけでこの量………全試合やってたらどうなってたんだか。
また感想アドバイスください~ここをこうしたらいいよ!とかくれると本当に助かります。
最後になってしまいましたがギフトをくださったサポーター様、本当にありがとうございます!これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします!
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