第232話 最強の威厳
「勝ったんだ…………俺勝てたのか」
『えぐい!!!強すぎ!!』
『blancお前やばすぎだろ!ナイスすぎる!』
『凄すぎます…………本当に凄すぎるよ…』
終盤から1人となり、全力で掛かってみた。
すると、こうなった。
俺が1位。
生き残ったのだ。
この激戦の決勝第三試合目を一人で。
「やった!勝てた!!」
少し遅れて自分もまた実感を味わい始める。
『流石にやばすぎますね…これがblancって感じもします』
『まあ確かにな。昔のあいつを見た気がする。』
『やっぱ白い流星のエースは座をどかないね~』
ランキングは当然俺らが1位に君臨。
逆転で咲き誇り、見事世界大会進出が決定した。
『やった~!嬉しいな!』
『ちゃんとここまで進めたことがもう嬉しいです!』
「だな、まあ一旦配信でも付けるか」
『そうだな』
とりあえず喜びを皆と分けあいたい。
その思いで、配信準備してすぐ始めた。
タイトル〈アジア大会1位!!!!〉
「さあ、ということで……タイトルにもある通りなんですが………」
「白い流星、見事スクワッドにてアジア1位取りました!!やったぜ!!」
ーおめでとう!!!
ーおめでとおおおお
ーおめ!!!
ー最強!!!
ーまじでやっちゃったよこの人
ーこっわ
ーえぐかったなあ
ーおかしかったよ最後
ーえぐい
ー優勝候補やな流石
ー逆に負けると思わんかったわ
ーちゃんと勝って帰ってきたな
ーおめでとう!!
ーおめでとうございます!!!
ーつええええ
ー凄すぎや
おめでとうのコメントが大量に……もうこれだけで俺は十分満足になれる。
有名ストリーマーたちから次々とメッセージも送られてくる。
VTuberからも頂くし、たまにHESKAL、それも見たことある面々も浮上している。
色んな方から貰って嬉しすぎるなこれ、
どさくさに紛れてプリームからも送られてきたのを俺は見逃さなかったぞ?
『本当に1位嬉しいんですけど、やっぱりblancって何かこう、次元が違いますよね』
『分かる』
『うん、そうだな』
「え、そう?」
ーそう?じゃねえわ
ー違う
ーおかしかった色々と
ー化け物や
ー本来のblancが戻ってきた
ーまじでおかえりなさい
ー最強に咲き戻ったやろこれ
ー昔を思い出したわ
ーあの頃が懐かしい。
ー最後の試合見返そうや
ーまじでラスト何か違う
ー覚醒してたな
ーこれが本来の姿やろ
ー今までが仮初の姿やったってわけか……
「まあでも、明らかに3試合目の調子は良かったな」
1vs4のクラッチを何度も成功させたのはやっぱり調子が良すぎた。
今までに経験してきたもの全てがまた蘇ったことで、何か見えないパワー的なものも感じられたかもしれない。
『まじであれのおかげで1位になったし感謝しかない』
『最高!!!』
ー本当に熱かった
ー実況も解説も盛り上がりすぎてた
ー1位までよく言ったな
ーまじで上がらんかと思った。
ーそれ
ー2試合目終わった時の、あれ?っていう絶望感よ
ーよく最後巻き返したな
ー化け物や
ーただこっからなんよな
「そう!まじで世界大会あるからここからが本番みたいなところある」
『ですね~また反省点とかを活かさないと』
『私もちょっと詰めが甘かったなーなんてね』
「だな、俺もまだ足りないところ感じたし」
ーどこにだよwww
ー完成されてるやろお前ら
ーもはや弱点ないのに、何しても無理やて
ー最強が最強になる
ーもうすでに絶望しかないので強くならないで
『何する?ゲームでもするか?』
『いいね~私付き合うよ~!』
いやこいつら元気すぎる。
決勝が終わったとこやぞ?
なんでこのタイミングでランクマ行けるモチベと体力があるんだ?
『元気ですね。私はちょっと休憩しますね。』
「俺も、とりあえず今日はゆっくりするかな~」
世界大会終わり、このまま練習と行ってもいいが流石に疲労もある。
wartもlucusもやる気満々らしいし彼らの観戦でも見ながら雑談かな。
endmも雑談側に付きそうだし、色々語るか。
大量に頂いたスパチャを順番に変えたり、endmと質問を一緒に返したり。
時にはwartとlucusの試合を解説したりして、
3時間みっちり配信してたのは言うまでもない。
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【後書き】
文字数少なめですまぬ。
3試合目時の実況席では…っていうのを次話で書きます!
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