第226話 全てが順調
【前書き】
途中で視点が変わりますが、終始「」blanc『』endmで行きます
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endmを復活させているともう終盤戦。
敵と戦っていると時間がいつの間にやらだいぶ経っていた。
しかも俺らが居る場所は圧倒的に低い高さ。
想像以上に不利な展開が待っているだろうな。
残り人数もまあまあに残っているため突破の仕方がいまいち掴めない。
『どうしましょうかね……』
「んーいや無いわけでは無いんだけど完全に妥協策なんよな」
『聞かせてください』
俺が唯一考えれたのはどちらかをおとりにするもの。
例えば、俺がその場でヘイトを受ける代わりにendmを安全地帯まで移動させる。
ただ、囮役はそこで倒されておしまいになるのがほぼ確実。
だから妥協策にしては重すぎる感じがしたのだ。
『いや、もうそれしかなさそうです。次の安全地帯的に使うしかなさそうです』
ふと見ると安全地帯は真逆側、これは流石に危ないかもしれない。
「仕方ないな、やるか。俺がヘイトを買うから回って安全地帯までよろしくな」
『任せてください』
俺は広い平地に飛び出すと、高所に居る敵から易々とヘイトを貰う。
6,7人くらいからだろうか。
大量の銃弾、流石にすべて避けるなんて無茶なので、ダメージを最小限にしつつ時間を稼ぐ。
その間に彼女は裏から回る。
俺が狙われているおかげで、彼女は綺麗に移動出来た。
『おっけーです!移動完了です!』
その声と同時に俺は倒される。
まあこれしかないだろうな。
endmを無事に移動させられただけで十分だ。
あとは頑張ってくれ…………。
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【endm視点】
blancが死んでしまった。
彼をおとりに私は簡単に安全地帯までは入れたものの、あまり良い位置を取れなかった。
少し油断すればすぐにでも狙われやすい。
いつ倒されるかも分かんない。
なら、割と早めにキル数を稼ぐべきかなと私は思う。
今は、大会内1位というアドバンテージもある。
少し早めに死んだところで問題もないかな。
私は小さな建物を使って身を潜めつつ、窓から狙えそうな敵には積極的に撃っていった。
全体的にHPを削れるものの、キルはまだ出来ていない。
最終的にキルを稼がないと意味がない。
ただ今は一人、リスクあることは出来るだけ避けたい。
近くてかつ他から狙われにくい場所…そのポイントに居る敵を攻めたいところ。
『ここ撃ちますね』
アサルトライフルでラッシュ攻撃、
油断していたのかすぐにダメージは入って、削られていた敵を1キル。
もう1人が奥側に居て、少しダメージを貰ってしまった。
けれどここで身を引くのはもったいないので建物を出て押し切った。
2キル稼げた。
ただ銃声で色んなところから私の存在を気が付かれた。
1人だとばれるのはそう早くなく、あっという間に倒されてしまった。
『うーごめんなさい』
「いやいや十分すぎるよ!ナイス!!」
マッチ内順位は10位。
top10にギリギリ入れてよかった。
キル数は10キル。
最後に攻めれたのが結構でかい。
この大会、この状況、悪くないんじゃない!?
大会全体の順位も1位をキープ。
しかも2位との差は20ポイントくらい。
初めての世界、それが直に迫っている嬉しさを肌で感じてきた。
けれどblancに助けられている部分が大きすぎる。
私一人だともっとポイントも少ない。
もう1つ不安なことも抱えている。
「wart達、あまり調子よくないのかな」
彼らは今7位。
5位以上で世界なので、このままじゃ行けない。
大丈夫かな…………
って人の事より自分の事を考えないと。
もっと活躍したい………まだ1試合ある。
ちょっとくらい暴れてもblancなら許してくれないかな。
私は期待を胸に3試合目を挑む。
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【後書き】
テストが良くなかったので新作出さずに勉強するかもしれない!
ごめん!
最新話が1時間足らずで1500PVを超えてて本当に嬉しいです!
昔の自分じゃ考えられなかったな………本当にありがとうございます!
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