第208話 予選大会withメンバー

【前書き】

文字数少し少なめです

ごめん!

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さてさて、デュオ大会の予選は終わったらしい。

だが、今回の世界大会、並びにアジア大会はもう一つの競技がある。

それが4人1チームとなるスクワッド。


もちろんメンバーはお決まりだ。


「お疲れ」


俺がVCに入るとすでに二人の姿。


『お~blancか、お疲れ様。』


『blanc~おつ~!今日頑張ろうね』


wartとlucus。


そしてすぐendmも遅れてやってくる。


『すみません待ちましたか?』


「いやいや、今俺が来たところだよ」


『良かったです。頑張りしょう』


『おう!』


「あれ、今日って誰か配信付ける?」


『いや誰も付けないけどblanc付けたい?』


「いや別に、ちょっと確認したかっただけ。じゃ頑張りますか!」


始まる前から白い流星のこの4人は気合い十分だ。

配信は付けても良かったんだけど、4人の試合はまだ公開しなくてもいいかな?って思ったのだ。

どうせ立ち回りは後から観戦モードでバレるんですが、トークまでは出したくないし仕方ない。



試合は3試合、まあデュオ大会のスクワッド版と思ってくれた方が早い。

1,2位はこのままアジア大会進出へ。



そして今回の戦略だが、ランクマと同じ形にしようと話して決まった。

wartとendmが前を歩く。

wartの索敵能力とendmの神エイムはかみ合えば強いからな。


そしてその後ろを俺とlucusで動く。

lucusはこのチームのオーダーでもあるので後ろから臨機応変に指示を出す。

そして俺は全体のサポート役、たまに前に出たり、後ろに敵が居た時に対応する係だ。

ぶっちゃけ俺は復帰まもないので軽い役割に付いてると実感する。


せめてもの足手まといは避けようそう思う。





だか大会スタートと同時に、このチームの化け物さを感じ始めた。

結論から言うと俺はすごく暇だ。

この大会はまだ予選、敵もランクマより弱いんじゃないかくらい。

だからwartとendmが前を走って殲滅するため、俺には役割が飛んでこない。


強いて言うなら後ろに見えた敵を撃つのだが、牽制程度で倒す気はない。



だから俺はぼーっとしてるだけで1試合が終わってしまうのだ。


『あ、あの建物に1パーティ居るよ』


『了解です、やります』


wartが見つけた敵にすぐさまendmが飛びつく。

これ味方だからよかったが、敵だったらどう対応すべきなんだろう。

まず、wartの索敵から逃れる?

それはほぼ無理だ。


音を少しでも出せば聞こえてくる。

まあここまではギリギリ他のメンバーでも理解できる。

ただwartはここから頭の中で図を作り、どこからなったのかより正確に特定しようとする。

これが彼女の特異点だった。



じゃあendmに対策を振る?


これもほぼ不可能。

彼女のエイムは1流でとどまることなくその先へ進んでいる。

どこまでも見透かしたその銃弾は避ける以外に方法がない。



このコンビ怖すぎやな……



俺は後ろからひそかにそう思った。




そして俺がビルに到着したころには、二人で殲滅。

俺は初動で少し狩った2キル。

それに対してendmは13キルと、1人だけ暴れまくっている。



『これ、このまま1位まで取りますか』


彼女らがあちこち回って敵を倒しまくったおかげで減りのスピードもおかしい。

そしてラストの敵もwartに目を付けられた。


もはやlucusが指示するまでもなく、endmのエイムによって命を絶えた。


『ないす~!まずは1位だね!』


『よくやった!』


『ないすです~!幸先良くてよかったです』


「1位ないす~!この調子で!っていや、俺何もしてない……」



さて、このままで勝ち進めるのか?

でもそんなに甘くは無かった。




敵側も俺ら4人が異質ということに感づいている。

前2人であっという間に敵が崩れていく。

そんなので良いなんてあっちは思わないだろう。




結果、2試合目から敵が見つからなくなったのだ。







どうしよう……。


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【後書き】

そろそろもう一作作りたいなぁって思って3か月経ちました。

カクヨムコンのタイミングで出せると嬉しいけど行けるか微妙!頑張る!


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