HESKALアニバーサリー開催

第198話 HESKALアニバーサリー配信①

【前書き】

構成を考える:さぼってた=1:9ですあざしたー


投稿さぼってすみませんでした……

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「うわ~人多いな流石に」


やってきたのはHESKAL本社。

今回待機場を覗いてみるとざっと20人くらいが集まってる。

正直見知った顔がほとんど居ないから楽屋に戻るが、人が多い。



というのも、今回は特別な配信日。


その名はHESKAL3周年アニバーサリー


HESKALが出来て3周年。

それを祝うために所属VTuberで歌を踊ったりする特別な配信日だった。

ただ、全員が配信内で踊るというのは流石に無理がある。


だから今回は動画と生配信を交互に行うらしい。




俺は初めてなのに生配信っていったいどういうことなんですかね?


『うわあー相変わらずだね』


プリームは横でそう呟いてる。

けれど瞳の中は凄くキラキラしていて今か今かと待ちわびているご様子。


「一旦部屋戻るか、プリームはどうする?」


『んー私は皆に挨拶してくるかな。ネスイはしないの?』


「いや俺はパスだ」


知らない人がまだまだいるせいで迂闊に話しかけられん。

一応3人組とか見知った顔が生配信組らしいが、まだそいつらの姿は見えない。


『おっけ~』


俺とプリームはここで別れた。

HESKALはなんてったって大御所企業。

VTuberというもので成りあがってきた代表だった。

こうして生配信、しかも全ライバーが集まることでもうすでにコメント欄は大盛り上がり。


俺も楽屋で配信画面を待っている。





『皆~こんにちは~!今日はHESKAL3周年アニバーサリーだよ~!最後まで楽しんでね!!さあいくよ!!』


トップバッターは光マナ。

やはり四天王の一角であり、最強VTuberの座に居座っているだけある。

アクリスとのペア曲。

1期生というもののくくりを止めてもやはり凄い歌声。

更には踊りというものも俺と比べると化け物。


まるでアイドルだな……そう思った。


いつの間にか出番が終わり次のターン


『どうも、いつも応援、ありがとう…』


さあ次に登場したのは八神もえ。

姿は一切見えてなかったし演出的にも動画かな?

カバー曲は最近有名なもの。

俺でも聞いたことがあるくらい。


ただ配信のおどおどした姿というのもこの歌には一切現れない。


『もえちゃんだ~最近元気に見えるんですよねー』


いつの間にか横に居座っていたのはマネージャーのイーサさん。


『ネスイのおかげですよきっと。最近配信も楽しそうですし』


「歌が綺麗だな…流石もえ」


初コラボの時の印象からは考えられないほどにいい声。

思わず見入ってしまう。


『1期生の面々はやっぱり少しずつ欠けたりしても、こうしていい感じに保ってて私は嬉しいです』


イーサさんは初期の初期からいるっていうのを聞いたことがある。

そんな彼女が言うならきっとそうなんだろう。


欠ける…そっかVTuberもいずれ引退する人が出てくるのか。

自分達の周りが出ないことを個人的に強く願っていた。


『さて、私はプリームのサポート行ってくるかな。ネスイも心の準備してなー』


「はい~ありがとうございます!」



じっと見てるとやっぱり思う。

知らない人だらけだ。

1期生でも知らない人が2,3人と出てくる。

まだまだ知識不足。






そして始まったのは2期生。

2期生エースはやはりプリーム。

それに春陽が加わり二台巨頭となっているらしい。


「いやそんな声出るのこいつら」


思わず口に出てしまった。

あの身近に居る夜音、そして最近ずっと絡んできた春陽。

この二人はこれでもHESKAL2期生。

有名になるには途方もない苦労がありここに立っているのかもしれない。



だとしても高音が出るって羨ましいなおい。

この曲はおそらく書き下ろし。

2人の雰囲気に乗っ取った曲に聞こえて、何かエモさを感じる。




終わると、次はまだ知らない2期生。

本当に誰だかわからない人が多い。

もしかして全然絡めてなかったりする?

やっぱり1年配信を続けただけじゃまだまだ足りないな。


3期生になると余計にだ。

エースの名すら知らない。

1期生や2期生と絡み過ぎた結果こうなっているのかも。



「さて、そろそろ行くか」



皆の配信も眺めつつ俺の番も近づいてくる。

初めてのこういうものでしかも生配信。





しかも俺はラストを飾る重要なポジション。




誰だよ俺ラストにしたやつ……そう思ったが社長さん自ら選んだらしい。

ちょっとくらい恨んでもいいだろ。


まあそんなことは終わってから考えよう。


「よし頑張るか」


俺は楽屋を出て皆が居る待機場に向かった。


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【後書き】

内容薄いなーとか言わないでください

作者が一番感じてます←

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