第195話 謎案件頂いた

【前書き】

完全に作者の趣味全開の話です。

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「さてと、こんしろ!HESKAL4.5期生の白海ネスイです!」


今回の配信は3D配信。

ただちょっと変わった配信だ。


「そして今回のゲスト、というか主役はこちら!」


『えっと……HESKAL1期生の八神もえです、よ、よろしく』


ーネスもえ来たああ

ー待ってた

ーようやくまたコラボだ

ー半年経ちそうなコンビ

ーもっとやってくれええ


「さてというわけなんですが。今回はまた、案件なんですよね」


『えっと、じゃあこちらのロゴを……』


ーめっちゃ有名企業

ー聞いたことあるわ

ーゲーセンで見る

ーここのゲーセンよく行くわぁ

ーゲーム多いから好き


「はい、というわけで今回はこちらの企業様との案件動画、題して」


『お、音ゲーを全世界に広めよう~!』


「ぱちぱちぱちぱち~じゃないんよ。ちょっとまって」


いやいや普通に進行するとこだった危ない。

確かに、音ゲー、略さずに言うと音楽リズムゲーム。

もえの圧倒的な得意分野にして、魅せる場面も多い。


ただ、


「え、これ俺いるの?」


ーわろた

ー草

ーいや思ったよ

ーネスイ居ないともえが動かん

ーいる


『出来れば居てほしいなあぁって』


俺の視界からは可愛いリアルのもえが見れる。

まあここまで言われると断れないし、やっちゃうか。


音ゲーなんてできねえけどな!!!!


『えっと、じゃあまずはこの音楽ゲームから』


「あ、これあれでしょ洗濯物入れるやつ」


ーそれ洗濯機!

ー洗濯機な?

ーいや見えるけどwww

ーまあほぼそれ

ーいやそれだと思ってたわ

ーこれゲーセンでよく見る


「これよく見るよね~やったことないけど」


『まあ一目に付くので抵抗はちょっと大きいかもですね…』


「え、もえ出来るの!?」


『ま、まあそれなりには?』


は、はぇ~

まあまず学校以外で外なんて滅多に出ないからこういうものにも触れたことがないなぁ。


「え、いまからこれをやると?」


『ですね、やってみましょう』




さて実践。

と言ってもゲーム性は至って単純。

8方向に来るノーツを来た順番に押すだけ。

たまにスライドやらなんやらでよくわかんなくなるし、そもそも来た順番に押せたら音ゲー出来てるっていう話をしときますか?


『さてじゃあ私がちょっと見せちゃいますか』


さっきの怖じ怖じとした雰囲気とは打って変わってやる気全開。

やっぱりもえはこういう姿の方が輝いてる気がするな。


あれ難易度やけに高くね?

ん?何あれ。

え、なんで見えてんの?


「上手すぎやろwwww」


ーおっほwwww

ーやっば

ーなんで見えんの

ーこれは天才

ー才能過ぎる

ーなんで出来るんだよwww

ーえぐい


『まあこんなところですかね』


さっと出したスコアも高得点。

いやいやどうやったら出来んだよ!?


「もえったら人間離れしすぎだね~」


『えへへ~』


えへへという言葉だけは人間に近づいたなうん。



『さてと、次はおなじみのこちら』


「あ~太鼓たたくやつか」


ーこれは見たことある

ーあるね

ー知ってるわ

ーこれむずくね?

ー色んな曲入ってて好き


『ちびっこでもやってる人多くて楽しいですよ。』


「なるほど?ってなにそれ」


もえはいつの間にやらバチを片手に持っていた。

太鼓音ゲーをやるためだろうが、付属のバチがあるぞ?


『あ、これはマイバチです』


「ガチ勢すぎる」


これが俗にいう音ゲーマーというやつか。

流石すぎんか?


『まあこの音ゲーは2つの種類しかないので簡単ですよ』


「って言うやつほど信用できないんですよね」


確かに2種類しかない。

ただ1レーンにすべてのノーツが降ってくるため、何連打をどうすればいいのかやらさっぱり。


それに対して横に居る少女は何者なんだ?

何が見えてる?


てかこれFPSに生かしたら凄い人材になるんじゃ。


『ふぅ~』


「全良…なんかすごくね?」


ーは???

ー全部完璧に叩いとる

ーえっぐ

ー天才

ーここで出す?


「全部完璧に叩いたら出るスコア?なにそれ天才やん」


『まあいっぱいやってきたのでね、てへ』


てへ、じゃねえが。

流石だな。

人間というものをどこかに置いてきている。


『おっと、じゃあ次はダンスの音楽ゲームやりませんか?』


「ダンス?」


ともえに付いて行った先は本当にダンスゲーム。

目の前の画面のキャラと同じ動きをすることでスコアを稼ぐものらしい。


『これはちょっと私には出来ないので、ネスイがやってくれます!』


「え?」


何も聞いてないが?

まあいいか。

俺はおとなしくステージ?に上がる。


『というわけなんですが!なんとこのゲーム、HESKALとコラボしたことがあります!』


「ええすご、ってことはつまり?」


『HESKALのテーマソング入ってます!』


「いや踊れねえよ」


ー草

ーわろた

ーコラボのためだけにやったわ

ーコラボからハマった勢

ーこれ楽しかったなぁ

ー楽しいけど疲れた

ー普通に運動

ーダイエットに使えそう



いやHESKALのテーマソングとか聞いたことはあったが踊れるわけがない。


『あちゃあ、これは特訓ですね』


「そういうもえは踊れるの?」


『あ、いや』


ーだめだこりゃ

ーwwwww

ーもえも踊りましょう

ーもうすぐアニバですよ~((

ーアニバ何するんだろ


「アニバね~ちゃんと用意してますぜ?」


『ま、楽しみにしててね~じゃ次もどんどんいこっか~』



さてここの会場に置かれた音ゲーすべてをやるだなんてこの時は思う訳もなく、

配信が終わったころには足が痛くて動けなかったのだった。


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【後書き】

一発シリーズです。

完全に趣味回でしたが、もえとコラボでそういうのをしたかった!


次はあの女子3人とネスイでまた配信話です!



いや毎日投稿偉い!

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