第168話 皆どんな感じ?
「というわけで!どうもこんにちは!」
wartの元気な挨拶と共に配信が始まった。
ー早くね?
ー1時間早くて草www
ー配信早いって
ーきたああ
ー予定より早いの助かる
「まあ、あの、色々ありまして配信早く始めることになった!予定時間まで雑談だけどね」
彼女は失笑しつつそう言った。
横でしゃべっているのだが凄い楽しそう。
常に笑顔で居れるって凄いよな。
「というわけで、今日のメンバー!1人ずつ!」
「あ、どうもlucusです!配信自体そんなやったことないんですけどオーダーとかやってます!」
ーうおおおお
ーリーダー来た
ーオーダーだったんだ
ーlucus好き!
ー個人的におかしくて好き
「どうもこんにちは。endmです。今日はよろしくお願いします!」
ー聖女!!
ー神様!!!
ー可愛い!
ーやっぱ声良いよな
ー中の人気になる
「はい、どうも皆さん。blancです!頑張りまーす」
ー異世界転生者
ー化け物
ー人間ではない何か
ー未来予知できる人
ー宇宙人
「あははは、宇宙人だって!まあ間違ってないけど」
「おい!」
まあ、こんだけ言われるとちょっと嬉しくなるよね。
いや、Mじゃないわ。
「さてと。まずどっから話す?」
「視聴者の方のコメ欄見ながらやっていけばいいんじゃないですか?」
「それだ!」
進行はwartで固定だ。
配信慣れなら俺の方がしているんだろうが、元気な彼女の方が配信が面白い。
「えっと、まあまずは会った印象からか。」
「俺はwart想像通りだった」
まあ声が女子中学生だからどうせ、小柄なんだろうなとか思ってたらそうだった。
「そうだな。確かにこんなやつかなって思った」
「私もwartは想像ついてましたよ」
「皆ひどい!!!」
ー草
ー皆が言うならそういうことか
ーわろた
ー草
ーwww
ーつまり女子中学生ってことか
「私はJKだよ!!!」
「いやいや、それはないでしょ。いてっ」
そうだったwart隣に居るんだった。
横から頭を叩かれた。
「え~でもblancは思ってたよりカッコよかったし、優しい」
wartはニヤニヤしながら俺にそう言った。
「だよね、endm」
「え、私!?いや、まあそうですね。かっこよくて凄い綺麗な方だなって思います」
「別にそんなことないんだけどなあ」
「いやいや、お前が思ってる以上に良い男だぞ。」
とlucusが付け加えてくる。
そこまで自分磨きしてるわけでもないんだけどなあ。
「ちなみにendmはまじの聖女です。」
まあ会った時の印象がそれだったから仕方ない。
彼女は少し居づらそうにしているがまあいいや。
「それはそう!endmがち可愛すぎる!皆に見てもらいたい!」
「いやそうだな。endmは結構綺麗な方だ。」
「いえいえ、そんなに言われるほどでも」
ーなるほどな……
ー聖女かあ
ーまじで見てええ
ー世界大会出場したら見れるよ
ー世界行け!!!!
ー世界行ってほしい理由容姿なの草
ーあれ、lucusは
ーlucusどうなの?
「lucusは……うん」
wartは言いずらそうにそう言った。
いや、俺だってそんな反応だ。
「まあ、そうですね。はい」
endmでさえ口を開きにくそうだ。
つまりそのくらい彼がおかしいのは言うまでもない。
ーえ、なになに
ー気になる
ー全員黙るって何
ー????
ーそんなに普通ってこと?
ー顔が説明しずらい?
「いや、lucusめちゃくちゃカッコいいんだけどな」
「そうそう。lucus~言っても大丈夫なの?」
「ん?ああ」
lucusから許可が出た。
さて、どっからwartは話すのか。
「まあ、まず私たちが今日であった時からの話をするか。」
「ってことがありまして……」
ーは?????
ー???????
ーまって何
ーはい???
ーおかしい
ーリアル無双やばい
ーlucusってそういう家庭なの!?
ーやっば
ーいやいやどゆこと
ー理解追い付かない
「コメ欄が困惑してますけど、私達も同じ気持ちなんですよね」
endmに同意見だ。
むしろこの過程でここまでおかしくなることはない。
今いる部屋も含めて、すべてが謎過ぎた。
確かにマナの家もえぐかったが、そんな人がまだ居たとは思わなかった。
しかも昔からの付き合いの人だ。
「はは、まあ今日ゆっくりしていけよ」
「できるかあああ!!」
ー草
ーそれはそう
ー絶対家もえぐいなこれ
「ちなみに俺たちはlucusの家で1泊2日しまーす」
「いえええい」
「これは本当にlucusには感謝でいっぱいです」
ーえぐ
ーいいなああ
ー女2人男2人っと
ーあ
ーおっと?
ーあ、そういう関係?
「いやいや、単純に1泊するだけだよ。
ちなみにblanc鈍感だからたぶんそういうのないよ」
いやいや、そんなことはない。
これでも……ってあれ?
周りを見ると全員頷くだけ。
「え、そんなに鈍感?」
「あ、もうこんな時間だーゲームしないとー」
「そうですね」
「お、そうだな。今日やってくゲームはもちろん【world war】」
「おいおいちょっとまってって」
俺無視でどんどん進行されてく配信なのであった。
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【後書き】
次回からゲーム配信します。
昨日投稿できなくて申し訳ありませんでした。
どこかで2話入れます!
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