世界でも注目されている元プロゲーマーは、隣の幼馴染のせいでVTuberになる

第155話 初オフやるの？

「よ！」

配信終わり、メールを見て通話に入った。

案の定、全員出席だった。

『お、配信お疲れ～。blanc強すぎ！』

「いや～なんか案外戦えた」

『流石はblanc…とでも言っておきましょうか』

『あはは』

『さて、全員集合か。blancはメール見たってことで良いんだな？』

「うん。急すぎてびっくりしたけどね」

配信終わり、俺は一件のメールを見た。

《今度皆で集まらない？》

最初は通話でかなと思ったが、わざわざそんな事言わない。

つまり、

「オフ会するってこと？で良いんだな？」

『だいせいか～い』

『wartはずっとしたかったですもんね』

『そりゃそうだよ！そろそろ会いたい！』

そういや、このメンバーで会ったことはないな。

一応2年？いやもう少し長いか。

結構長い付き合いのわりに、一度も会ったことないのか。

まあwartが言いたいことも分かってくる。

「まあ別に良いんだけど、なんか予定決まっているのか？」

『えっと、まずどっかの土曜日に集まりたい！』

そんな急に決めれるか？

それに大体、全員が高校生なんだが……。

『あと、lucusの家でやる！』

？

「それは…いいのか？」

『ん？ああ。俺の家で良いよ』

『lucusお金持ちだから家も大きいんだって～』

そうなのか。

知らなかった。

「え、で何するの？」

『ん～まあゲーム一緒に練習できるし～何よりちゃんと会いたい！』

『ですね……。』

「てか、いつ集まれるとかあるのか？」

大体、このメンツは高校生。

皆予定なんてあるだろうし、lucusも家の事情があるだろう。

しかも距離的に離れているメンバーを集めるのは時間もかかるし費用もかかる。

『俺はいつでもいいよ』

「え？大丈夫なのか」

『ああ、部屋なんて無限に余ってるからな』

まじの金持ちだこれ。

ひええ

『私は基本暇なのでいつでも行けますよ』

『私も行ける！遊ぶ予定なんて当日に決まること多いし』

「じゃあ俺のVの仕事次第って感じか、まあ今週、来週あたりは空いてるかな」

『よし。じゃあそうしよう！』

「えっと、じゃあ今週でもいいか？」

来週は配信の予定が入るかもだから、今週の方が嬉しいが。

『りょうかーい』

『分かりました。用意しときますね』

『分かった。また住所送っとくよ』

「おっけ～、じゃあそれで。」

なんかあっさり決まってしまった。

そんなに簡単に決まるものなのか？

なんでこんなにすんなりと決まったのか謎だが、まあいいか。

『blancは今から何するのー？』

「え～」

まったく決めてない。

もはやもう寝ようかなとか思ったが、流石に夜音が家に来そうで寝れない。

配信終わって、したいゲームもない。

特に打ち合わせもないし、

「暇だけど」

『じゃあ、なんか皆でゲームしよ！』

「何するの」

『4人でworld warで戦おうよ』

『良いですね。私も行きます』

『ああ俺も行くよ』

『どうせなら、4人全員視点付けようよ、で動画出さない？』

「あ～いいね。久々にあの垢使うか」

実はこのクランにも公式配信垢がある。

最近は配信以外動いてないようだし、動かす機会かもしれない。

『了解～』

4人ともすぐゲームパーティに集まる。

『どこで戦うのー』

『いつも使うマップで良いんじゃないですかね』

『あ～それでいっちゃう？そうしようか』

「じゃ、ルールはランクと同じ仕様で。」

久々にこいつと戦えるのは楽しみだな。