第4話
過去編
私は、注意されたのに馬鹿な私は油断して川に落ちろうとしていた。
「優ちゃん、優ちゃん」
私の腕を掴み、地上に勢いよく戻した優ちゃんは、今度は自分が落ちる勢いがついてしまい、優ちゃんは川に落ちてしまった。
救助が来てくれたが時は遅く、
「優ちゃん!!」
優ちゃんはしばらく目を覚まさなくなった。
私はこと経緯を優ちゃんの両親に話した。私は怒られると思った。けど、両親は一つ約束だけをして、怒らないでいてくれた。それは優ちゃんをこれからも大切に思うことだった。
私の話をよく優ちゃんから聞いてた両親は、私がわざとじゃないこと、何より優ちゃんが責めないで欲しいと思ってくれて居るだろうと言うことだった。
私は何度も、何度も寝て居る優ちゃんに声を掛けた。掛け続けた。でも優ちゃんは目を覚まさなかった。
私は心が折れそうだった。罪悪感と消失感、そんな気持ちで私の心は支配されて、
その時、あの人に声をかけられた。
その人は、私の小学校からの幼馴染だった。
私はその人に口説かれて、堕ちてしまった。けどそれはあくまで優ちゃんが起きるまでのはずだった。
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