第3話

 「優くん」


「優!!そいつはなお前は知らないだろうけど、恩を仇で返したんだぞ!」


「・・・お父さん。俺は許すけど、未来の俺は許す訳ではないよ。」


 「優」


「俺はとりあえず、この答えは保留にしようと思う。」


「どう言うこと優?」


「未来の俺が居ない中で話を進めるのはよくないと思って」


「それは確かにそうだが」


「だから、お父さんもお母さんも許さなくていいよ。とりあえず俺は保留、今は未来の俺の答えの代わりに俺が一時的に許したことにしたといて」


「優くん」


「でもなぁ」


 「まぁとりあえずそうしようよ。別に俺もお父さんとお母さんが本当は怒りたくないことよく知ってるから」


ーーーー

 そして、とりあえず見張りも含めて俺は未来の花と同棲??と言うか新婚??暮らしが始まった。


 「その、優くん。本当にありがとうね」


うーん、よくやっぱりよく見れば全然違う。


 なんか緊張して来たな。


 「とりあえず、俺は許しても未来の俺は許した訳じゃないからさぁ。未来の俺怒ってたらしい。だから、その完全に許された気で居るのは辞めてね。お父さんとお母さんの気持ちも含めて」


「うん!!それはもう、ずっと反省するよ」




 「そう言えば、未来のことを教えてよ」


「未来ってこっちの優くんのこと?」


「そう、俺がこれから何をしなければならないのかも知るために」


「そうだね。」

ーーーー

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る