ゆうぐれの詩

涼詩

ゆうぐれの詩


春は淡く無邪気に菜の花と踊る

秋は心の奥まで染みては寂しく暮れゆく

冬は静かに淡々と、白面一色に橙やさしく湯気の音


夏は全てが光になって

全てがまるで物語になれそうで

私は目を細めては

遠い袖の端を思っている

白いシャツ靡く髪先

微睡んでは祈っている

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ゆうぐれの詩 涼詩 @suisuzu

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