登場人物紹介(街の住人)

 過ぎ行く日常を懸命に生きる者達。

 小さな夢を心に抱きながら、今日も己のやるべきことをやり続ける。

 その夢がいつか叶うと信じながら。





○凸凹コンビ

・プロフィール

 身長:デカい方・190cm

    小さい方・166cm

 趣味:悪巧み

 大切な物:デカい方・アニキ、自慢の肉体

      小さい方・弟、使い慣れたナイフ

 好きな食べ物:お肉

 嫌いな食べ物:野菜のクズ

 口癖:「「有り金全部置いてけぇ!」」


・紹介

 幼い頃からダリアンの貧民街にて活動する二人組の追い剥ぎ。

 しかしながらそもそも金を持っている者は貧民街へ訪れないので稼ぎは皆無に等い。

 そうして常に腹の虫を鳴らしながらあーだーこーだと成功しない企みを画策し、そんな彼らを貧民街の住民は生暖かい目で見守っている。



○ショーラ

・プロフィール

 身長:147cm

 趣味:読書(恋愛小説が多め)

 大切な物:小説・侍女物語・騎士の悲しみとその先

 好きな食べ物:スパイスをふんだんに使った料理

 嫌いな食べ物:牛乳

 口癖:「あ、ありがとうございます!」


・紹介

 十歳という年齢でワルツ家に仕える幼い侍女。まだまだ未熟だが、マリアン仕込みの家事能力は決して他の侍女には劣らない。


 まだ恋に恋するうら若き乙女で、最近読んだ騎士と侍女による恋愛小説の影響でクレイングに淡い恋心を抱いている。

 果たして彼女の恋の果実か実るかどうか………………



○ソルちゃん

・プロフィール

 身長:143cm

 趣味:街のおさんぽ

 大切な物:じいやがくれたヘアリボン

 好きな食べ物:じゅーしーなソーセージ、とろーりとしたシュークリーム

 嫌いな食べ物:とまと!

 口癖:「おねえちゃんみたいなれでぃになる!」


・紹介

 何故か一人で街を出歩いていた少女。その豪華な服装からどこか上流階級の娘であることが伺える。

 ひょんなことから、ムーンレイのことをおねえちゃんと慕っている。



○ギリー・ブッチャー

・プロフィール

 身長:181cm

 趣味:舞台劇の台本集め

 大切な物:昔から愛用している小物入れ

 好きな食べ物:りんご

 嫌いな食べ物:マカロニ

 口癖:「肉焼き職人の楽しい楽しい肉焼きの始まりやでぇ!」


・紹介

 ロンド家が治める領地の横道の一角で精肉店を営んでいる青年。独特な喋り方とその気さくな性格から住民から広く愛されている。

 彼の肉焼きパフォーマンスで焼き上げるソーセージはご近所の名物になるほどに美味しいらしい。



○情報屋

・プロフィール

 身長:不明

 趣味:不明

 大切な物:不明

 好きな食べ物:不明

 嫌いな食べ物:不明

 口癖:「今夜もいい夜ね♡」


・紹介

 ダリアンの裏社会で活動する情報屋。その声色から女性ではあるがそれ以外の情報は全てが闇に包まれている。

 まるで舞台劇のような気取った言葉使いで話すが、その言葉の裏には狡猾な罠が隠されているので決して油断はできない。



○ポール

・プロフィール

 身長:165cm

 趣味:アコースティックギターの演奏

 大切な物:アコースティックギター

 好きな食べ物:温かいスープ

 嫌いな食べ物:冷めたパン

 口癖:「もっと自分勝手に奏でるんだ!」


・紹介

 貧民街の奥で一人アコースティックギターを弾き鳴らす盲目の弾き手。毎日、夕暮れの貧民街に物憂げのジャズを届けている。

 


○シャル・クラウド

・プロフィール

 身長:149cm

 趣味:魔術の研究、食べ歩き、

 大切な物:自身の知識を認めた魔導書

 好きな食べ物:ハンバーグ、アンカーケー・パスタ

 嫌いな食べ物:ピーマン

 口癖:語尾に「ね」と付ける


・紹介

 教育国家アシュバルトに所属する魔術研究の第一人者。

 アシュバルトの一流学校の教師でもありその立場は上から四番目である『主幹教諭グラスグリーン』。

 しかし教師としての役割は行っておらず、魔術の研究や自身に興味があることをひたすらに追求しており学園長を困らせているらしい。


 ダリアンには魔術道具の材料である銀鉱の調査とワルツ卿への魔術についての教授、そして観光を目的として訪れた。


 

○ベイリ

・プロフィール

 身長:164cm

 趣味:酒を飲むこと

 大切な物:古くから使っているペン

 好きな食べ物:トースト、揚げ鶏

 嫌いな食べ物:ビーンズ

 口癖:「自分で判断しろ」


・紹介

 ダリアンの都、東の大通りに居を構えるストラー新聞社の記者。

 『情報は足で稼ぐ』をモットーに執念深く調査をしており、彼の足からは何人たりとも逃れることはできない。

 とはいえ高齢となった現在はダニィルという後進の育成に性を出している。


 作家であるヴォリスとは旧知の中であり、たびたび彼の書いた小説を新聞に掲載させている。



○ダニィル

・プロフィール

 身長:180cm

 趣味:人間観察

 大切な物:ベイリから頂いた手帳

 好きな食べ物:トースト

 嫌いな食べ物:なし

 口癖:「私はそう考えます」


・紹介

 ストラー新聞社の記者でベイリの弟子。

 感情の起伏が乏しく、自身の主張をあまりしない性格。その無感情な態度のせいでベイリから怒られることもしばしば。

 とはいえ記者として地道に情報を集める能力には長けており、実は新聞社内で一番収穫を上げている人物。



○ミミ

・プロフィール

 身長:185cm

 趣味:トランプ遊び、編み物

 大切な物:コーヒーセット、仮面

 好きな食べ物:パウンドケーキ

 嫌いな食べ物:蜘蛛

 口癖:「父上ヴァーロンのために」


・紹介

 貧民街の奥底にある会員制の酒場『薄明の館』のマスターでありディーラー。

 幼い頃より父上ヴァーロン・ハンブルグの世話になっており、誰よりも彼を信奉している。そしてハンブルグも彼女の淹れるコーヒーを好んで飲んでいる。


 カジノのディーラーとしても実力者であるが、目的のためなら非情な手段を迷わず取る油断ならない人物だ。

 


○ハンブルグ

・プロフィール

 身長:166cm

 趣味:コーヒー豆の自家栽培

 大切な物:青紫色のハンカチ

 好きな食べ物:コーヒー

 嫌いな食べ物:紅茶

 口癖:「礼節こそ至高の芸術だ」


・紹介

 『薄明の館』のオーナーであり、貧民街一の権力者、街の者からは『父上ヴァーロン』と呼ばれ畏れ敬われている。

 反貴族主義者であり、貴族の象徴の紅茶を『無礼な飲み物』と言って忌み嫌っている。


 ちなみに『黄昏の家』のオーナーでもあり、黄昏の家のマスターは彼の部下だったりする。



○フゥ・ボー

・プロフィール

 身長:186cm

 趣味:剣の鍛錬、釣り

 大切な物:騎士の誇り

 好きな食べ物:焼き魚、ポワレ

 嫌いな食べ物:なし(騎士は全てをいただく寛大な存在でなければなりません!)

 口癖:「下名、騎士として尽力いたします!」


・紹介

 ダリアンの騎士。現在はアルアンビー家に身を置いている。

 清廉潔白をその身に書いたかのような生真面目で暑苦しい性格をしており、不正や犯罪を嫌う正義の騎士。

 とはいえその熱すぎる性格が災いして短絡的な行動に出てしまうのが玉に瑕。


 毎朝起きたら発生練習するのが日課で、近所の人達の目覚ましとして役立っている。アルアンビー卿はその大きすぎる声に頭を悩ませている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る