二章α:『私には希望があった』

 急に天からのお言葉を頂いた時、私には希望があった。

 「何故私なぞがこんな高貴な場所に招かれたのでしょうか?」

 こんな高貴な場所とは、天のことである。天からのお言葉と言っても、耳元だった。そんな素朴な疑問に対して、幼神は目の前の私と私の間に入って衝撃を生み出した。

 「なにゆえって…こまってそうだったから?」

 神もよくわからないらしい。

 「それで、わたしのせかいにくればそれもかないそうだから…かな?」

 やっぱりよくわからないらしい。でも、優しい神様だ。

 「それでねそれでね、いまわたしのうしろにいるあなたはあなただから、そのうしろのこを自分のなりたいからだに変えてあげて。そうすればわたしのせかいにきたときにそのからだでこれるよ…たぶん。」

 多分…でもそれは嬉しい。内臓は変えられるのかと聞いたら、もちろん!という言葉を頂いた。さすが神だ。

 ということで、体を沢山いじって、1000年に1人級の美貌を手に入れた。細い手足に可愛らしい顔。幼児みたいな見た目になり、神様にexcellentをもらった。この神様は英語は何故かペラペラだった。

 「ついでにちーとのうりょくあげるよ」

 それは嬉しいと思った矢先、視界が真っ白になり、意識が遠のいた。

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