解らない

@Sakitohs

2023年 7月25日

私はずっと考えてきた。

幸福な人生とはなにか。どう生きるのが正解か。人間とは何か。他人とはどういう存在か。自分とは何か。やるべきこと、なすべきことは?人にかけるべき言葉は?道徳は?正義は?勉強は?世界とは?

強調しよう。私は16歳だ。

たった16年しか生きれてない。

今挙げた問題の答えを見出すには、短い人生だ。少なくとも、私にとっては時間が足りない。

一般的に、日本で人は運がよければ100年生きるらしい。

だが、私の寿命はいつ尽きるかはわからない。

事故にあうかもしれない。

病気になるかもしれない。

あるいは、別の要因で呆気なく死んでしまうだろう。

別に、それを悔やむつもりはない。抗おうとする気もない。

命が尽きるのが早かろうが、遅かろうが、天寿はもう定められている。

私はそれを受け入れようとするだけだ。

でも、今はまだ死ねない。死にたくない。

たまに死にたいと思うときがあるが、きっとその思いは偽物だろう。

何故なら、私が本気で何かを願うとき、私はすでに行動している。それは、私が一番よく知っている。

既に死んでいないということは、私は生きたいのだろう。


さて、話を戻そう。

私はずっと思考している。

その思考は常に、疑問を解決しようとしている。

そのジャンルは多岐にわたるが、もっぱら人間に関することに傾倒している。

日常で私は様々なことを感じる。

そこから思考が発生する。

科学的なものから、概念的なもの、感傷的なもの、様々な思考のツールを用いてそれらの問題に答えを出そうとしている。

時に、論理的に。

時に、感情的に。

偏見に満ちた意見が出ることもあるし、極めて真理に近いと思う意見も出る。

私はそれらすべてを包括して、人生を生きている。

意見に優劣などない。

真理なんて大して重要ではない。

根拠なんていらない。

感情は大切だ。

直感も貴重だ。

私にとって、現代社会で重要だとされている論理的思考も、科学的な視点も、論拠もすべて他人を納得させる道具に過ぎない。

どんなに優れた弁論も、もっともらしい主義主張も、統計がとられたデータも、私の心にストンと、落ちてこない。

荒唐無稽な精神論、矛盾に満ちた人間の心理、不合理な行動、それらすべてがきっちりとした論より私の心を共感させることがある。


この小説を見てるあなたへ問う。

あなたはどうだろう。

日々、どのようなことを考えて、試行している?

私には到底、予測のつかないことだ。

あなたにとっても、私の頭の中などわからないだろう。

だから、これから「私」をできるだけ正確に文字に起こすことを試みようと思う。

そんなの興味ないと思うかもしれないが、それで結構。

だが、これでも16年間あなたと違う人生を送っている。

違う人生観を読むことができるのだ。

どう活かすかはあなたの自由。

どうだろう、一考に値する話じゃなかろうか。

なお、この小説は私の書きたいように書く。

社会的にまずい発言などは控えるが、基本読み手のあなたは考慮しない。

コメントで意見を言うのもよいが、批判などは私が理性に照らし合わせて納得するものしか取り入れない。

とにかく、私の好きなようにやらせてもらう。

なので、自分語りがこの小説の中心の話題となる。

それでも良いという方は、読んでくれると筆者は幸いに思う。


今回は以上だ。では、またいつか。






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