第22話マトリ八束孝の敗北
パーン!一発の銃声が轟き、漆黒の弾丸が孝の左太ももを貫いた! 肉片と鮮血の塊が銃声の拍子に弾け跳んだ!「ウガガアーーッ!」叫びに為らない唸り声は次第に虫の息になって行った・・・。
神戸港の第8突堤に倒れている八束孝は麻薬Gメンだった。
あろうことか、仲間の応援が来る前に潜んでいた存在を知られレビン・カロナールに銃口を向けられ孝が逃げずにレビンを獲捕しようとレビンに向かってダッシュした所を左脊髄を正確に撃たれた!
「なんで京橋出口で大渋滞なんだよ!」事故でも無い自然渋滞でも無い、人工的に重機が、車道一杯一杯に並列駐車されていた。
3台は、停められていたから県警の緊急自動車でも歯が立たなかった!
確信犯だと誰もが勘づいていたが、誰一人、それを言う者は居なかった。
それを言っても渋滞解消に手を貸せない事ぐらい素人ではない組織対策課の刑事は承知していたからだ。
「お手上げだよクソッ!」悪態を付いたが、渋滞は必然的に起こっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます