第14話 本物のプロフェッショナル!
手抜きをして胡麻を擦り己の立場を護っていられたならこんな重度の身体障害になってないし、管理職の一定収入で母親を施設や病院等に入所又は入院させてやれた筈だ!
しかし、悲しいかな隆のアイデンティティーは胡麻すりなど出来ない意識だったから本部の上司連中に反感を買い、何かにつけて脚を引っ張られていた! 年中行事の中元・歳暮を貢いでいたら閑職に追い遣られずに済んだのか? 何と言うお粗末なセコイ連中なんだ!
そして今、ハンドルを握っているのは雷子では無く孝自身だった筈!
そのジレンマが孝の奥歯に襲い掛かりググッと、噛み締めていた!
「暴走族みたい!」ホンマや信号無視出来るからな!」呑気な雷子に同意していた。
「後を付いて来て下さい。でも信号は守って下さいね?」救急隊員に事前に注意を受けた事を心得ながら走った!
救急車は公然と信号無視をするだけでなく、後続の車輌の運転に負担が掛からない様に裏道をひた走り信号の少ない道を選んで通ってくれていた。
こういう事がプロフェッショナルと言うんだぜケアマネージャークン?
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