第13話運命

 しかし、救急隊員は辛抱強く一件々々丁寧に電話を掛け状況説明してくれていた・・・。

最終、長田区の某総合病院が受け入れてくれ、そこに決まった!

 病院が決まったら決まったで、救急隊員は速攻で動かねば為らない!

救急患者の命が切迫しているし救急隊員にその命が委ねられているからだ!

 無茶苦茶速いよ救急車!」ハンドルを握る雷子は焦り、アクセルを踏み続けた。

スマホのナビに切り替える!



 孝は何とも無く濃霧が掛かった心の襞にジレンマを抱えていた。

一級身体障害と認定を受けた時、もうこの場面に存在する事は決まっていた・・・。

 仕事に命を掛けA型の様な仕事振りが、孝の運命を分けた!

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