第3話 部屋の隅跳ねる小さき雨蛙 纏う埃に後悔の念
部屋の隅 跳ねる小さき 雨蛙 纏う埃に 後悔の念
今朝、家の中で何やら飛び跳ねる陰が見えました。
白い壁紙に映える緑色の雨蛙。お相手も私に気付いたのか気配を消す如く微動だにせず鎮座されました。その置物のようなカエル様は、よく見ると何やら白いふわふわした物体を纏っておられます。
目を凝らしてみるとそれは、我が家の埃でした。
そのカエル様には、速やかにお外へ出ていただいたのですが、水路でお体を清めていただくことを願っております。
きっと、迷い込んだ先が悪かったと後悔されているのではないでしょうか。
私も首を痛め二日ほど掃除ができていなかったことを悔いております。
以上、雨蛙と私の後悔の念を込めてみました。
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