創作での世界観の骨格

 物語を創作する中で──作品の設定を考えるのは、これを読んでいるユーザー様なら、共通の問題でしょう。息をするように神設定を思いつけるのは、超サイヤ人作家だけです笑

 我々地球人作家は頭をひねって、やっと生み出す。それでも……書いた作品を読んでもらえなければ、心にダメージを負ってしまう。そんな生き物。


 ──さて今回は、世界観の骨格について纏めてみました。若輩者の言葉ですが、参考程度にどうぞ。



[世界観の骨格]

①舞台(例︰異世界、現代社会)

②世界の雰囲気(例︰中世ヨーロッパ)

③世界の歴史(例︰魔王が存在していた)

④世界の情勢(例︰戦争が起きている)

⑤生態系(例︰異世界ならモンスターがいる)

⑥社会の慣習(例︰特定の宗教が信奉されている)

⑦世界の特殊設定(例︰世界間を繋ぐゲートがある)

⑧住人の特殊能力(例︰魔法が使える)



 書けることだとこのぐらいでしょうか? 別にガチガチの設定を作ればいい、というわけでもございません。作品創りは簡単な設定でも書けます。


「異世界に召喚された主人公は、勇者にしか引き抜けない聖剣を、いとも簡単に台座から抜いてしまう。勇者となった主人公は旅をする中で、かわいいヒロイン達と出会い、時には恋をしながら、魔王を打ち倒し世界を救う」


 一分ぐらいで書いたあらすじがこちら。ありきたりだけど、これを改変していくのが作者ユーザーの見せ所でしょう。


 ひと昔前は俺Tueeeな作品がありましたが、最近見かけるのは、「主人公が悪役キャラ、またはラスボス」ですね。ステータスがいきなり最強なところは今も昔も変わりません。人気のある作品は書籍化されるのは当たり前でございますが、人気になるには作者が血反吐を吐き、毎日更新する努力があるから。


 コンテストが開催される時期は、不特定多数の読者があなたの作品を読んでもらえる機会。


 しかし、コンテストはある意味出来レースかもしれません。

 長い間、サイト内で活動する方々はフォロワーが多いので、彼らの新作は誰もが待っているのです。


 けど、最近になって新規ユーザー登録した者達は、見てもらうために営業活動をしていくしかない。

 面白そうな作品を読んで──いいねを押し、レビューコメントを執筆する。それに反応してくれた作者が、「この人の作品読んでみようかな?」と思ってもらえるように。


 もしもの話だけど……誰も知らない新人ユーザーが「世界一面白い神作品」を創造し、コンテストで優勝、書籍化されるのは宇宙規模の確率で起こるかもしれませんが、私にはわからないことなので、気に留めなくてもいいです。



 色々と喋りましたが、今回はここで終わらせていただきます。


 最後に、『52ヘルツのクジラたち』読みました。映画化されるだけあって、文章から映像が見えてくるほどです。心に傷を負った登場人物たちの物語は、読者の心を揺さぶる内容で、「魂の番」という言葉がキーワードになっていきます。御作を最初に読んだ編集者が「鼻血が出るほど面白い(実話)」と言ったのも頷ける。


 映画の公開は来年の春頃ですが、都合がつくか……分かりませんね。

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