廊下を進んで、1Fから北校舎へ

廊下をまっすぐ進むことにした。


階段の方には何人か行ったが、ほとんどがこっちのルートを選んだようだ。


「はぁはぁ」


体力はある方なのだが、緊張で、息があがる。


そこへ、横に居た1組のノリコが、何か細長いものを出して、前に突き出した。


プシュ


何かを発射する。


途端、前方の消化器が爆発し、白煙に包まれる。


「ぐほぉ」


「なんやねん。これ」


みんなが咳き込む中、息を止めていたのであろう、ノリコが走り抜けていく。


瞬間ではあるが、見えたのはロケット鉛筆だ。

本当にロケットのように射出できるようになるなんて。


『1組ノリコ。抜け出した-!彼女の「ロケット鉛筆XR」は金属の消化器にも穴をあけるぞ!跳弾に注意!』


まじかよ。Aタイプ。死傷者でるやん。


「お、おおい、大丈夫か」


もだえる俺に手を差し伸べたのは、2組のタカヒロだ。小学校からの幼なじみである。


「あ、ありがとう」

「まだ、大丈夫。追いつけるよ」

「ああ、まだいけるさ」

「じゃあ、おれは先に行くから」


と、言ったとたん、タカヒロはものすごい速さで走っていった。


え、速すぎない?陸上部だけど、それでも速すぎる。


『1組のタカヒロはMタイプ。「姿勢ものさし」だ。ものさしを背中に入れることにより、走るのに適した姿勢保持ができるのだ』


おれも、小学校の頃に、背筋が曲がっていると、担任の先生から「せなかにものさし入れるぞ!」と言われたなぁ。


とか、思い出しながら、走り出す。


なんとかして、この差を埋めなければ

ポケットの上からやさしくSSAを触る。


*********選択肢を選んでください***************

渡り廊下でSSAを使う。


https://kakuyomu.jp/works/16817330660879705729/episodes/16817330660883594455


まだSSAを使わない。


https://kakuyomu.jp/works/16817330660879705729/episodes/16817330660883723239


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