なんのやる気も起こらない日。
Unknown
なんのやる気も起こらない日。
なんのやる気も起きない。仮に今、目の前に全裸のかわいい女の人が現れて、その人が「わたしをめちゃくちゃにして!」と言ったとしても、俺は何もしない自信がある。それ程までに何のやる気も起きない。どうでもいい。
かつて俺が住んでた街は今どうなってるだろう。そっちの方が気になる。たまに帯広に帰りたくなる。インディアン・カレーと豚丼が食いたい。あれは俺の故郷の味だ。俺は北海道の帯広市の出身。帯広の川辺で星空を眺めながら1人で飲むビールは至高であった。
寂しいのは好きだ。感傷的になれるから。なんか文学的になれるから。俺はいつも1人きりでベランダから夜空を見上げて色々考えてる。
故郷のあいつは元気かな。おれが初めて付き合った女の子は元気かな。
ワイは懐古してる。気付いたら俺は寝ていて、夜は明けていて、宿酔の目を覚ます。
子供の頃の夢を見ました。
子供の頃の通学路。妹と歩いた道。犬の散歩をしてるジジイに毎朝挨拶してたな。
今の俺があの町を歩いたら、俺は不審者扱いされるだろう。なぜなら俺はすっかり大人になってしまった。そして何日も風呂に入ってない。長い髪を切ってない。なんか臭い。服装が黒い。不審者要素しかない。
俺は、生まれた町から遠く離れて、今日も1人でアパートにこもって生きてる。でも、周りにはたくさんの大切な人がいる。好きな人がいる。
俺はアパートで酒を飲んで、タバコを吸い、今日は終わる。本当に、なんもしなかった。
さっき朝の精神薬を飲んだ。水槽の中のカメにエサをあげた。
それで俺の1日は終わりです。な
何のやる気も起きない日が、大半だ。
なんもしなかった。
一人きり、色んなことを思い出してる。
最近、アパートの水道の出が悪くなった。それは近所の河川の工事が原因だった。今では普通に水が出る。
俺の生活は穏やかで、刺激的なことは何もない。
今、かなり暇だからこの文を書いている。あまり書く内容もない。
刺激的なことがあると、メンタルに来るから、刺激的な事はあまり望まない方がいいかもしれない。
たまに俺も妄想する。めっちゃ可愛い女の子に好かれて交尾する夢を。そんなのは現実に起きないし。
さっきまで俺はプロ野球スピリッツというスマホのリアルタイム対戦を遊んでいた。割と楽しい。
読んで字の如く、リアルタイムで野球をするモードや。ダルビッシュ有もやってる。
まあ所詮スマホゲームだから、暇つぶしくらいの感覚でやってる。
酒ばっか飲んでるわ。今、夕方だが、朝からずっと酒を飲んでいる。酒の耐性が付きすぎて全く酔えないけど、なんか満たされた気持ちになる。倦怠期の恋愛に似てるわな。酒と俺の関係は。。
今聴いてる音楽は、バズマザーズってバンド。ゴーストワールドって曲を聴いてる。子守歌みたいな曲や。
全然関係ないけど、江戸時代の絵に、既に「幽霊」とか「妖怪」の類は描かれてるんですよね。俺が思うに、妖怪とか幽霊の始まりって統合失調症の幻覚だと思うんです。
あとは、江戸時代の不審者を「妖怪」や「幽霊」って呼んだり、あるいは、当時の身体障害者を「人外」として差別してたっていう可能性も大いにありますね。
だからなんだって話ですけど。
別に何もないです。
俺がタイムスリップするとしたら、江戸時代に行きたいです。当時の庶民が何を食っていたのかを知りたい。野菜ばかり食ってたのかな。よくわからんが、俺は1週間くらい江戸時代を満喫したい。たぶん、米はかなり贅沢品だと思う。
日本の戦時中の食事はよく知ってます。学校の授業で習った記憶があります。みんな配給のイモばかり食ってました。
おれは、科学的に幽霊なんて存在しないと思います。
でも、死んだ人にまた会えたら、すごく嬉しいなって思います。そういう意味で幽霊の存在は信じたくあります。
まあ、実際のところ、死んだら脳の電源が切れて無になるだけなんだろうと思いますが。
でも、俺の読者さんにタナトフォビア(死恐怖症)の方がいて、俺も死について深く考えました。その人のことを理解したくて。
その結果、やっぱり、死後の世界は「好きな人」や「好きな動物」にもう1回逢えるようなシステムであってほしいなと思います。天国的な場所やシステムがあってほしいね。
おしっこがしたくなったからトイレに行く。ついでにシャワーを浴びる。さよなら。もうすぐ漏れる。
おわり
なんのやる気も起こらない日。 Unknown @unknown_saigo
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