第3話 三番目
タナトス
三番目
あなたの運命が形作られるのは、あなたが決断する瞬間なのです。
アンソニー・ロビンズ
第三招【三番目】
昔昔の御伽噺に出てきた主人公は、とても好奇心のある女の子でした。
しかし、彼女は大切なものをその世界に忘れてしまいました。
それは、昨日からの手紙。
それは、明日からの記憶。
それは、彼女からの意識。
この物語は、彼女の忘れものを拾った人達による、彼女探し。
この世界では、決して夢を見てはいけない。
もしもこの世界に取り残されてしまったら、もう二度と、抜け出せないのだから。
「良いアリスがいないわ」
「心配になってきた。本当に探しているアリスは見つかるのか」
「きっと見つかるさ。見つけてみせる」
「何処にいるのかしら・・・。私たちが探している本物のアリス・・・」
「鏡よ鏡。この世界にふさわしい“アリス”を映しておくれ」
ある少女のもとへ、招待状が届く。
一見クールそうにも見える少女は、二十四歳になったばかりのアリス=ギルーティ。
自分が断った場合、家族の誰かを連れていくと書かれており、それは誘拐ではないのかとも思ったが、まあ良い。
「それにしても、ここの住所・・・。何か建物なんてあったかな?」
アリスは友人からアリーと呼ばれていたためか、招待状には親愛なるアリ―様、と書かれていた。
無視をしようかとも思ったが、ちょっとした興味もあって、アリ―はその場所に向かう準備を始める。
「アリ―、何処かへ行くのかい?」
「うん、ちょっと出かけてくる。帰り遅くなるかもしれない」
「気をつけてね」
そんな会話を交わしてから、アリ―は家を出る。
「ここだ・・・」
招待状に書かれた場所には建物があり、すこし古びた感じもあるがなかなか立派だ。
大きな扉を開けると、少しカビ臭いような埃臭い様なそんな臭いもしたが、目の前には綺麗な絨毯が敷いてあった。
まるでそこだけ毎日誰か歩いているかのように不自然に綺麗なそこを歩いて行くと、徐々に視界がまぶしてくなってきた。
「うわ、まぶし・・・」
手で顔を覆い陰を作りながら吐き進んで行くと、そこには一人の女性が立っていた。
「綺麗な人・・・」
思わずそう呟いてしまうほど、その女性は女性のアリ―から見ても綺麗だと思うほど美しく、気高さも気品も情緒もある。
女性がにっこりとほほ笑めば、アリ―もつられてへらりと笑う。
「私はサラ、と申します。アリ―様ですね。お待ちしておりました」
「はあ・・・」
サラはさらにその先の道へ進んで行こうとしたため、アリ―もサラについていく。
「何を以て生とし、何を以て死とするか」
「へ?なんです?」
「ここから先、この問いを忘れずに」
「先って?ねえ、一体私どうしてここに呼ばれたの?何が起こるの?」
「さあ、この扉をお開けなさい」
何を聞いてもサラは答えないため、アリ―は諦めて扉に手をかける。
大きくクローバーが描かれた扉は質素なもので、押したり引いたりするタイプのものかと思っていたが、横にスライドさせるタイプだった。
少し戸惑ってしまったがようやく開いた扉の先にあったのは、ぽつぽつと建っている平屋と、その周りにある広大な畑だった。
「ねえ、これどういう・・・」
振り向いたときにはもうサラはおらず、扉も消えてしまっていた。
「なんなの?わけわかんない」
「あなたね、今回のアリスは」
「は?」
アリ―の前に現れたのは、サラとは別の一人の女性。
真っ黒な目に真っ黒で腰あたりまである長めのゆるふわパーマに、茶色のノースリーブワンピース、そしてその下には黒の七分丈ほどのズボンを履いている。
とてもじゃないが、お洒落とは程遠い。
まるで品定めをするかのようにその女性を下から上まで見たアリ―に、女性は土で汚れた手を出してくる。
「私はレアナ。よろしく」
「よろしく・・・」
正直触りたくなかったが、掌を軽くつけるだけの挨拶をした。
レアナはそんなアリ―の態度も気にすることなく、平屋へと向かって歩く。
「ねえ、ここ何なの?私をこんな田舎に連れてきてどういう心算!?さっさと帰してよ!訴えるから!!」
「これ」
「え?」
レアナが指差したのは、畑だった。
何を耕しているのかは知らないし、今が収穫時期でもないからなのかは分からないが、芽らしくものが何一つとして出ていない。
「育てて。この敷地内になる畑から、一つでも芽を出すことができれば、あなたはここから出られる」
「はあ!?私がどうしてそんなこと!!!」
「やらないなら、一生出られない」
「馬鹿馬鹿しい・・・」
「私の家で寝泊まりして良いから」
そう言うと、レアナは別の畑で作業を始める。
一体ここで何を獲ろうとしているのか、そもそも畑仕事など何一つやってことがないアリ―は、何から始めれば良いのか分からなかった。
不本意ではあるが、レアナから教わることにした。
「どのくらいで芽が出るものなの?」
「そもそも、何を育ててるの?」
「ここで一人暮らし?」
「ねえ、ちょっとくらい教えてよ」
畑の耕し方は教えてくれるものの、他のことは一切教えてくれなかった、というよりもそもそも無口だ。
レアナは毎日朝から晩まで畑仕事をしており、何がそんなに楽しいのだろうと思っていた。
「つまらない・・・」
つい言ってしまった。
すると、それを聞いていたレアナが近づいてきて、こう言った。
「それなら、ゲームしましょう」
「ゲーム!?なになに!?」
「花一匁」
「花一匁?」
レアナはパンパンと手を叩いて軽く土を落とすと、近所の子供たちを呼んできた。
好かれているのか手懐けているのか餌付けしているのか分からないが、子供たちはすぐに集まってきた。
そして花一匁を始めるのだと言うと、子供たちはとても無邪気に楽しそうにはしゃぎ出した。
「じゃあ、始めましょう」
そう言うと、まずはレアナとアリ―が別々になり、あとは適当に子供たちが分かれる。
『勝ーって嬉しい花一匁』
『負けーて悔しい花一匁』
『あの子が欲しい』
『あの子じゃ分からん』
『この子が欲しい』
『この子じゃ分からん』
『相談しましょ』
『そうしましょ』
歌が終わると、それぞれ丸くなってひそひそと話をする。
あの子が良いかな?この子が良いかな?
クスクスと笑いながら、あの子はいらない、この子はいらない・・・。
しかし、アリ―には自信があった。
何しろ、自分はいつだって人気者だったのだから。
クールで知的で、男にだって負けないほど気が強くて、それが友人からは好かれていたと自負している。
相談が終わってまた向かい合うと、子供ちはケラケラ笑いながら唄い出す。
『ミツキちゃんが欲しい』
『ココちゃんが欲しい』
じゃんけんをして、負けたココちゃんがレアナの方へと歩いて行く。
「じゃあ、次」
『勝ーって嬉しい花一匁』
『負けーて悔しい花一匁』
同じことをまた繰り返し、今度もまたアリ―の方にいる子が負けたため、レアナの方へと歩いて行く。
何度やってもみんな負けてしまうため、ついにはアリ―一人になってしまった。
すると、レアナが空を見て言う。
「終わりにしようか。また今度遊ぼうね」
「うん!」
「じゃーね!!」
子供たちがみんな帰ると、レアナはまたせっせと畑仕事を再開する。
とてもじゃないが、楽しいとは思えなかった先程の遊びのことを思い出していたアリ―だったが、翌日、驚くことが起こる。
「あれ?」
昨日遊んだ子供たちが誰一人として、いなかったのだ。
「ねえ、どうなってるの?みんな何処かに出かけてるの?」
「違う」
「じゃあなんで?今日は全員、昨日とは違う子でしょ?」
アリ―の問いかけに対し、レアナは子供たちの手を繋ぎながら答える。
「だってこれ、“花一匁”じゃない」
「え?」
レアナの言っていることが良く分からなかったが、その翌日、またしても昨日一緒に遊んだ子供たちがいなくなっていた。
それでも、アリ―は自分がやるべきこと、つまりは芽を出すことに集中することにした。
考えてもしょうがないことだと思っていても、やはり拭いきれない疑惑を持ち続けて。
しかし、どれだけ耕そうにも、芽らしくものは一切出てこなかった。
「どうなってるのよ・・・!?」
イライラしながら作業していると、レアナがまた提案してきた。
「また別の遊びする?」
「え?」
「今度はそうね・・・。かごめかごめ」
昔の遊びが好きなのか、レアナはそう言うとまた子供たちを呼んだ。
子供たちが何人いるのか分からないが、見るからに広大な土地だ、数え切れないほどいたとしても不思議ではない。
集まった子供たちとじゃんけんをして、負けた一人が中央に目隠しで座る。
「始めるよ」
レアナの一言で、子供たちが唄い出す。
『かーごーめかーごーめー』
『かーごのなーかのとーりーはー』
『いーつーいーつーでーやーるー』
『よーあーけーのーばーんーにー』
『つーるとかーめがすーべったー』
『うしろのしょうめん、だーあれー』
歌が終わるのと同時に、足を止める。
中央にいる子供はうーんうーんとうねりながら考え、そして何かひらめいたように叫ぶ。
「ミユちゃん!!」
「ざんねんー」
間違えてしまった子供は、お腹を抱えながら後ろにいた子供に近づいて行き、その子の首を締める。
「え・・・!?」
急な出来事に驚いたアリ―は、何もすることが出来なかった。
レアナも子供たちも、それを平然と見ながら、後ろにいた子が白目を向いたところでようやく止めに入った。
一度倒れた子供は、ゲホゲホと咳き込みながらも意識を取り戻し、また遊びに参加する。
「どうしたの?」
呆気に取られていたアリ―に声をかけたのはレアナだ。
「どうしたのって・・・何よコレ!!!なんで子供がっ、友達の首を締めるのよ!!それに、それを見て平然としてるなんて、あんたたち、おかしいんじゃない!?」
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「なんでお姉ちゃん怒ってるの?」
「ねえねえ、どうして?」
子供たちが近づいてきたため、アリ―は恐ろしさのあまり逃げ出してしまった。
しかし、何処まで走っても畑と平屋ばかりで、助けを求められそうな場所も人もなかった。
陽が沈む頃にようやくレアナの家に戻ると、レアナはすでに寝る準備をしていた。
「おかえり」
「・・・・・・あんたら、おかしい・・・。なんで目の前であんなことが起こってるのに、平然としていられるのよ!?」
「・・・あなただって、何もしてないじゃない」
「それは・・・」
「自分がああなったらどうしようって、思ったでしょ。自分じゃなくて良かったって、思ったでしょ。別にそれを責めることはしない。だって、それが当たり前のことだから」
「・・・!!」
「でも覚えておいて。ここではあなたの常識なんて通用しないの。ここでは私が全て。ここから逃げる方法、覚えてる?」
「・・・芽を出すこと」
「そう。あなたはただそのことだけを考えていればいい。真面目に畑仕事をするなら遊びはやらない。畑仕事をしないなら、もっと遊ぶだけ・・・・・・」
「・・・・・・」
言い返す言葉も思い付かないまま、レアナは寝てしまった。
アリ―は平屋から出ると、一面に広がる畑を眺める。
どうすればここに芽を咲かせることが出来るのだろうか、太陽も酸素も水もあるのにどうして芽が出ないのか。
その日を境に、アリ―は真面目に毎日畑仕事をするようになった。
「やっぱり出ない・・・」
ここにきてから、どれほどの時間が流れたことだろうか。
親は心配していないか、警察に連絡をしてくれているのなら、もう探しに来ても良い頃ではないか。
そんなことを考えていると、まるで思考を読みとったようにレアナが言う。
「期待しても無駄。誰も助けには来ない」
「・・・もしかして、花一匁をやっていた子たちは・・・」
「人の心配をする暇があるなら、芽を出す方法を考えた方が良い」
レアナは休憩すると言って家に戻る。
何処から採れているものか知らないが、野菜のスープが作ってあるのだ。
誰かからかもらっているのかもしれない。
「・・・!」
その時、アリ―は思った。
そういえば、かごめかごめをやっていたあの日、走って色んな場所へ行ったら、そこには沢山の野菜があった。
他の畑では採れていて、レアナの畑では採れない。
「これしかない・・・」
アリ―はレアナが寝静まったのを見て、家を抜けだした。
しばらくここにいて、子供たちだけではないことは分かっていたし、当然のように畑仕事をしている大人達もいる。
屈強な男性から家事のみの女性まで。
そっと家から抜けだしたアリ―は、結構距離があるものの、他の畑へと侵入する。
そこには沢山の野菜もあるし、アリ―が求めている、何のものかは分からないが芽もあった。
手で優しく土を掘り、根っこから綺麗に抜き取ると、掘った穴をまた綺麗に戻し、その芽をレアナの畑へと植える。
「これで!!」
明日になって芽が出ていれば、きっとレアナだって認めざるを得ない。
そう胸を躍らせながら再び寝床につく。
そして翌日、アリ―はあまりに嬉しくてなかなか寝付けなかったのだが、レアナが驚いている姿が待ち遠しくてたまらなかった。
身体を起こすとレアナが朝食をとっているところで、アリ―も一緒に食べる。
ちらちらとレアナを見ながら、どんな反応をするのかと楽しみだ。
「じゃあ、今日も作業を始めましょう」
「うん」
そう言って外へ出ると、レアナの動きが止まってしまった。
芽が出ていることに驚いているんだろうと、アリ―はあくまで何も知らないことを前提に声をかける。
「どうしたの?」
ひょいっと顔を覗かせてみると、そこにはアリ―が持ってきた芽が、なかった。
それどころか、昨日よりも土がぼろぼろというか、畑が荒らされていることは明らかで、また一から耕さないといけない状況だった。
「なんで・・・」
「とにかく、これじゃ無理ね」
レアナは平屋の裏手にちょこんと作ってある倉庫に向かうと、そこにある肥料などの肥やしを運ぶ。
アリ―も手伝うが、なんで畑があんなことになってしまったのかとずっと考えていた。
丸一日かけてようやく見た目だけは元に戻すと、また時間をかけて土を耕すことになった。
どれくらい月日が経ったか分からないが、良い感じになった頃、アリ―はまたあの作戦に出ることにした。
「ちっとも芽なんか出ないんだもん。しょうがない」
以前行った畑とは別の畑へと向かうと、そこから青々とした芽を摘み、それを自分の畑へと埋め込む。
また何か無いようにと、倉庫から肥料を勝手に持ってきて、芽の周りに多めに蒔く。
水も与えると、あとは翌日朝を待つだけ。
「お願いお願いお願い!!!」
神頼みをしてから、寝床についた。
翌日、アリ―は寝坊してしまった。
「いけない・・・」
さっさとこんなところから出るためにも、ご飯も食べずに外へ出ると、そこにはレアナだけでなく、周りの畑の大人たちもいた。
「なにか、あった・・・?」
声をかけてみると、レアナがこちらを見てちょいちょいと呼びよせる。
アリ―は素直にそこへ向かうと、レアナから発せられる言葉に期待を寄せ、口角が上がってしまった。
「これ」
「え?なになに・・・」
またしてもわざとらしく、今初めて見ましたくらいの感じで畑を見ると、そこには芽は出ていなかった。
しかし、土とほぼ同化しているが、枯れた様子の何かが野ざらしになっていた。
「なに、それ?」
「うちの畑の野菜ね」
アリ―の質問に、大人が答える。
だが、別のところの野菜がここにあるなんておかしいだろうと、どうして自分のところの畑のものだと断定できるのかアリ―は強めに尋ねる。
すると、それにはレアナが答える。
「ここの畑は、それぞれ土も水も栄養もなにもかもが違う。だから、別の畑のものを植えようとしても枯れてしまう」
「でも、あんまり違わないんじゃ・・・。たかが野菜でしょ!?どこで作ったって同じものが出来るはず!」
レアナは、土を掬う。
「私の畑では、何も育たない」
「は?」
「ここの土は、植物から栄養を奪う。だから、ここで植物が育つなんてこと、有り得ない」
「・・・ちょっと待ってよ・・・。じゃあ、私に嘘吐いてたってこと!?だって、私にここで芽を出させるようにって言ったでしょ!?そもそも何も育たないなら、芽なんて出るはずないじゃない!!!こんなの無効よ!私はさっさと出て行くから!!!」
「嘘を吐いたのはあなた」
「はあ!?嘘吐いたのはあんたでしょ!!信じられない!!!あんた、絶対に訴えてやるから!!!!」
「この土は、植物から栄養を取る。だから芽が出るはずが無い。それなのに出た。出たように見せようとした。嘘吐きはあなた」
「屁理屈言わないでよ!!!そもそも、あんたが嘘なんか吐かなければ、私だって吐く必要なかったんじゃない!!自分のこと棚にあげて偉そうなこと言わないで!!!」
「私、嘘吐きは嫌い」
「はあ!?」
レアナのその言葉に、集まっていた大人たちがじりじりとアリ―に歩み寄ってきた。
手には農具が握りしめられており、アリ―は咄嗟に逃げだした。
こんな理不尽なことがあってはならないと思いながらも、どうすることも出来ないことへの悔しさ。
「こんなところで!!!嫌!!!」
追いかけてくる大人達。
必死に走り回っていると、途中、遊んでいる子供たちがいた。
子供たちはアリ―を見つけると一緒に遊ぼうと言ってきたが、アリ―は今それどころではないと言って振り切る。
すでに姿が見えないほど遠くへ逃げてしまっているアリ―を見届けながら、レアナは土に触れる。
「嘘吐きは嫌い」
「子供たちを見捨てておいて」
「可哀そうだなんて思っていないのに」
「口先だけは聖者のつもり」
「嘘吐きは嫌い」
レアナが土を強く踏みつけると、じわ、と何かが浮かび上がってきた。
栄養とは、植物の栄養だけとは限らない。
「遊べないの!!!お願い!!離して!!」
子供たちに遊んでと捕まってしまったアリ―の周りには、大人たちがいた。
「お願い・・・ねえ!!今度はちゃんとやるから!!!嘘も吐かない!!!どこの畑からも盗まないから!!!」
それ以来、アリ―の姿を見た者はいない。
「綺麗な芽が出た」
レアナの畑には、芽が沢山出ていた。
良い肥やしがあったようで、それがまた、栄養を吸い取るほどの新鮮なもので、しばらくは芽が出ていたが、すぐに枯れてしまった。
「遊ぼう遊ぼう」
「今日は何して遊ぶ?」
「そうだなー・・・」
「ホバード、答えを」
クローバーを担うレアナの役目は、“CLOSE”と“CHARM”。
「そうさなぁ・・・」
ニヤリと笑ったホバードは、大地と一緒になることが出来たアリ―に告げる。
「嘘吐きアリスに芽を出す価値なし」
アリスを探す者達がいた。
彼らは何故アリスを探そうとしているのか。
そしてまた、一人のアリスのもとへと、招待状が届くのだ。
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