第14話

「あ、前澤先生、友近さん来ましたー」


職員室に入りすぐにそう言われた。

ビックリした。


「友近こっちだ」


筋肉おじいちゃんこと、前澤先生に呼ばれてそちらに行く


「じゃあ、段取り確認するか」


「はい」


そう言うと、職員用だと思われる予定表が書かれたプリントを取り出し

こちらへ差し出してくる。

そのまま受けとりとりあえず目を通す。


「まぁ、友近の話は校長先生の後だな」 


「そう、ですね」


いやいや、ちょっとハードルが高くないか校長先生の後なんて

結構ぉ嫌なんだけど


「じゃあこの後、リハーサル一回やって少ししたら、本番な」


「わかりました」

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「はぁ」


疲れたー、流石に緊張感が多かったな、喋るのは多く見積もって5分位だけど、座ってるのもずっと背筋を伸ばしてるから、ちょっと辛い


「はい、お疲れ様です。本番まで各々自由にしてくれて構いません、10分前には体育館に集合してください」


と、アナウンスが入る。

時計を確認し20分ほど時間があるのを確認し少し寝る。

意識の最後に、穂乃香がご飯の時の様に遅れないといいなと思いながら意識が途切れる。

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まずい、ゲームセンターで沼ったのがいけなかった、だってしょうがないじゃん、毎回ギリギリで落ちるんだよ、ダメじゃん、ズルいじゃん、まぁそのお陰で欲しい物は手に入れられたんだけどね。

そんな感じで今お母さんとの待ち合わせ場所に全力疾走してます。


「ごめん!遅れた!」


待ち合わせのカフェについて

荒い呼吸を落ち着かせながら

お母さんに謝罪を入れる。


「そうね、10分の遅れだわここを出発する時間からね」


「え、激ヤバいじゃん」


なんでそんな悠々とコーヒー飲んでるの?


「そう、わたしがあなたに予定を30分繰り上げで言ってなかったらね」


「...ドユコト?」


「つまりぃ、私はぁ、あなたが遅刻する事をわかった上で予定を作って話したのよー」


「良かった~、でも30分って、そんなに私の信用ないの」


と、言いながら席に座り

メニューを見る


「ないよ、だって前のご飯の時だって遅れたじゃない」


「うぐっ、痛い所を突くじゃん。あ、すみませんタピオカミルクティー下さーい」


「はーい」


「友近君にも同じ事思われてんじゃないのー」


「いや、それは無いと思うよ」


「どうして?」


顔を傾けて心底不思議な顔をしてる

あざとい


「だってお兄ちゃん良くも悪くも無関心と言うか誰とも関係を作ろうとしないんだよね、いつも最低限の返事とかはしてくれるけど、お兄ちゃんから話しかけてこないし」


「タピオカミルクティーです。ごゆっくりと」


「ありがとー」


「.....?」


更に顔の傾きが強くなる


「えっと、つまりね、私の事どうでもいいとか居るんだ、ふーん位にしか思ってなさそう、ってこと」


言いながらタピオカを噛む


「友近君はあれだよ、極度の人見知りをこじらせた、ただの天才っていう説明を私は聞いた、つまり、友近君の人見知りの対象に穂乃香はなってるって事だと思うよ」


「そーだといいね」


「因みに友近君と仲良くなった人はお父さんだけらしいよ」


「無理ゲーじゃん」


「まぁそろそろ行こうよ」


そう言いながら席を立つ


「そだねー」


「懐かしいね、なんだっけそれ」


「私も忘れたー」


「お会計お願いします」

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あとがき

どうもレカです

今回からあとがきの最初にあとがきと書きます。特に意味はありません


なんか、web小説を投稿するのって黒歴史に数える人がいるんですが、いつかこれが私の黒歴史になる時が来るのでしょうか、それはそうと、一話書き終える時間が段々と増えてきてる。毎日投稿してる人ってどんな生活してるのかが気になる。

最後に面白ければコメントや星を押してってください。

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